根本悠生、イタリアGT開幕戦でデビューウィン&総合3位を獲得
本年が海外GT3レースへのフル参戦が初となる根本悠生が、8月1日(土)〜2日(日)にミサノ・ワールド・サーキット(イタリア)にて開催されましたCampionato Italiano Gran Turismo SPRINT(イタリアGT)の開幕戦レース1にてプロアマクラス優勝、総合3位を獲得致しました。
レース概要
新型コロナウィルスの影響で長い間中断を余儀なくされていたイタリアGT2020年シーズン。ようやくその開幕戦が8月1日〜2日、終始晴天に恵まれたイタリア-ミサノの地で開催された。当選手権は各メーカーの育成ドライバーやそれをサポートするプロドライバーが数多く参戦する、非常にコンペティティブなレースの一つ。これまでに多くのプロドライバーを輩出してきたことでも知られる。今シーズンはスプリント/エンデュランス含め全8戦開催され、そのうちスプリントに参戦する根本は4戦をフィンランド人ドライバーのトーマス・トゥジュラ(23)とのペアで戦う。共にシルバーグレードだが、今季は長年根本を支えるヴィンチェンツォ・ソスピリ・レーシングよりプロアマクラスで戦うこととなった。
予選
15分間×2回(インターバル10分)で行われる予選。根本はQ1を担当。他カテゴリーの予選の様子から「ラップタイムが上がってくるのが通常より遅く、またタイヤが1-2 周分長持ちする」という情報を得たこともあり、本来のストラテジーである「ユーズタイヤ→ニュータイヤ」という作戦を、最初からニュータイヤを投入するものに変更。しかし結果的にはこれが悪手となってしまう。特にランボルギーニにおいては、1周目もしくはその後クールダウンを挟み3周目がベストなタイミング。その後はバランスもタイムも悪化していくという予想に反した結果となり、これに翻弄され思うようなタイムアップには繋がらず。しかしそんな状況の中でも6番手を獲得。厳しいBoPの中では非常に高いポテンシャルを発揮し、またランボルギーニ勢で最高位を獲得した。