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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.08.11 16:52
更新日: 2020.08.12 17:52

第104回インディ500プレビュー:短い走行時間でのマシン仕上げがキーポイント。琢磨は2度目の偉業なるか?

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海外レース他 | 第104回インディ500プレビュー:短い走行時間でのマシン仕上げがキーポイント。琢磨は2度目の偉業なるか?

 プラクティス開始2日前となる8月10日、ようやく第104回インディアナポリス500マイルのエントリーリストが発表された。33のグリッドに対してエントリーも33台。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で観客を入れないプラクティス、予選、レースとなる今年のインディ500は、予選の醍醐味のひとつであるバンプアウト合戦を見ることもできないようだ。この難しい時勢に33台のフルグリッドが叶うことを脅威と感じ、喜ぶべきなのかもしれないが……。

 エントリー33台の中にはインディ500ウイナーが8人含まれる。3度の優勝経験を持つのはエリオ・カストロネベス(2001年、2002年、2009年)。その他の7人は1勝のみで、スコット・ディクソン(2008年)、トニー・カナーン(2013年)、ライアン・ハンター-レイ(2014年)、アレクサンダー・ロッシ(2016年)、佐藤琢磨(2017年)、ウィル・パワー(2018年)、シモン・パジェノー(2019年)だ。

 パジェノーは2年連続優勝のチャンスがあり、カストロネベスには4勝目実現という大きな目標がある。実現すれば彼はA.J.フォイト、アル・アンサー、リック・メアーズと並んで史上最多タイの4勝を挙げたドライバーとなり、栄誉あるクラブの4人目のメンバーとなれる。

アイオワ戦ではスタートコマンドを務めたエリオ・カストロネベス
アイオワ戦ではスタートコマンドを務めたエリオ・カストロネベス

 また、今年もF1チャンピオンに二度輝いたフェルナンド・アロンソがザ・グレイト・スペクタクル・イン・レーシングに参戦する。インディ500への挑戦は通算3回目だ。昨年はカーリンとコラボレーションしたマクラーレン・レーシングから参戦するも予選落ちとなった。

 今シーズンのエントリーは、シュミット・ピーターソン・モータースポーツとパートナーシップを結んでインディカー・シリーズに参戦する新体制のアロウ・マクラーレンSPに変わる。F1のモナコGP、ル・マン24時間レースを制してきている彼の目標は、世界の自動車レースの“トリプルクラウン ”達成だ。それを成し遂げているのはグレアム・ヒルただひとりだ。

 今年もルーキーの競争は苛烈となっている。アロウ・マクラーレンSPのオリバー・アスキューとパトリシオ・オーワード、デイル・コイン・レーシング・ウィズ・チームゴウのアレックス・パロウ、エド・カーペンター・レーシングのリナス・ヴィーケイが栄えあるインディ500ルーキー・オブ・ザ・イヤーの座を競い合う。

■インディ500優勝候補は?


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