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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.08.13 17:06
更新日: 2020.08.13 17:08

BTCC第2戦:BMW2勝。ホンダ、インフィニティとの2020年濃密3強バトルはさらに激化

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海外レース他 | BTCC第2戦:BMW2勝。ホンダ、インフィニティとの2020年濃密3強バトルはさらに激化

 2020年BTCCイギリス・ツーリングカー選手権の第2戦が8月8~9日の週末にブランズハッチのGPレイアウトで開催され、Team Dynamicsのダン・カミッシュ(FK8型ホンダ・シビック・タイプR/Halfords Yuasa Racing)が、このトラックでタイトルを逃した昨季最終戦の悪夢を払拭する涙の勝利を飾った。

 続くレース2では名門West Surry Racing(WSR)の王者BMWも意地を見せ、ディフェンディングチャンピオンのコリン・ターキントン(BMW330i Mスポーツ/Team BMW)、そして僚友の若手トム・オリファント(BMW330i Mスポーツ/Team BMW)がBTCC初勝利を手にするなどBMW勢が躍進を見せた。

 また、今季からインフィニティにスイッチした2017年チャンピオンで、前戦勝者のアシュリー・サットン(インフィニティQ50BTCC/Laser Tools Racing)も2度の表彰台を手にするなど、今季は早くもBMW、ホンダ、そしてインフィニティの3強が形成されつつあると同時に、新型マシンで初ポールポジションを得たロリー・ブッチャーらのフォード・フォーカスST勢(Motorbase Performance)や、レース2で2位表彰台のトム・イングラム(トヨタ・カローラBTCC/Toyota Gazoo Racing UK with Ginsters)らが、3強包囲網を形成する戦況となっている。

 15年ぶりに開幕戦の舞台となったドニントンパークを経て、バック・トゥ・バックでの開催となったブランズハッチのフルレイアウト、GPコースでの勝負は公式練習から新鮮な顔ぶれが躍動する。

 元F1ドライバーで、昨季は自身もBTCCに電撃参戦したマーク・ブランデル率いる新チームの船出に意気込むも、開幕戦はエンジントラブルによるリタイアで涙を飲んだジェイク・ヒル(ホンダ・シビック・タイプR/MB Motorsport accelerated by Blue Square)が2度の公式練習でトップタイムをマーク。

 その勢いのまま、予選でも好調さをキープして好タイムを記録したものの、ヒルを0.055秒差上回り最前列を占めたのがFK8型に乗るカミッシュと、2台のフォード勢。ポールポジションを射止めたブッチャー、2番手カミッシュに続き、3番手にもオリー・ジャクソン(フォード・フォーカスST/Motorbase Performance)が入るなど、フォーカスSTの完成度とスピードが侮れないものであることを証明した。

「3月のテストで初めてステアリングを握った瞬間から、このクルマは競争力のあるパッケージだと確信していた。開幕ドニントンの予選ではそのパフォーマンスを充分に引き出せなかった反省があり、ここで微調整を加えたことが成功に繋がった。新型モデルの初ポールは設計と製造、チーム全員の仕事がいかに素晴らしいものだったかを証明するものだ」と予選後に喜びを語ったブッチャー。

予選上位19台までが秒差圏内というハイレベルな勝負を制したMotorbase Performanceのフォード・フォーカスST
R1は、ヒュンダイi30 Fastback N Performance、インフィニティQ50BTCC、そしてFK8型ホンダ・シビック・タイプRのクラッシュから大きく情勢が変化する
「公式練習で、フォードがタイヤをブローさせていたのは知っていた」と語るダン・カミッシュが、自らの腕で運を引き寄せる

■後方のクラッシュが悲劇の引き金に


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