8月15日(土)、2020年FIA-F2第6戦スペインのフィーチャーレース(決勝レース1)がバルセロナ・カタロニアサーキットで開催され、18番手からスタートした松下信治(MPモータースポーツ)が今シーズン初優勝を達成。角田裕毅(カーリン)が4位入賞、佐藤万璃音(トライデント)は15位だった。
2位にはロバート・シュワルツマン(プレマ・レーシング)、3位に周冠宇(ユニ・ヴィルトゥオーシ)が入っている。
レース後のインタビューで松下は「今日は8番手を狙っていました、明日のレースのために。僕たちのペースはよかったです。セーフティカーが絶妙なタイミングで入ってくれました。すべてのラップが自分たちの流れに思えました。チームに心から感謝したいです」とコメントした。
またファイナルラップを3位で迎えるもタイヤが厳しく4位フィニッシュとなった角田は12ポイントを獲得。ドライバーズポイントランキングは4番手の周にあと2ポイントと迫る5番手に浮上。
あくまでチャンピオンが目標と過去のインタビューで語っていた角田だが、F1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを満たすためにマストとされるシーズン4位以内が射程圏内に入ってきた。
ポイントランキングは首位が120ポイントのカラム・アイロット(ユニ・ヴィルトゥオーシ)、2番手に103ポイントのシュワルツマンとフェラーリ育成のふたり。3番手には87ポイントでクリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)、4番手には76ポイントの周で、ルノー育成のふたり。そして5番手に74ポイントの角田となっている。
スプリントレース(決勝レース2)は日本時間8月16日(日)18:10から行われる。
■FIA-F2第6戦スペイン フィーチャーレース(レース1) 暫定リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | Time/Gap |
---|---|---|---|---|
1 | 14 | 松下信治 | MPモータースポーツ | 35Laps |
2 | 21 | R.シュワルツマン | プレマ・レーシング | 1.599 |
3 | 3 | 周冠宇 | ユニ・ヴィルトゥオーシ | 6.166 |
4 | 7 | 角田裕毅 | カーリン | 7.796 |
5 | 4 | C.アイロット | ユニ・ヴィルトゥオーシ | 7.954 |
6 | 20 | M.シューマッハー | プレマ・レーシング | 8.471 |
7 | 15 | F.ドルゴヴィッチ | MPモータースポーツ | 8.831 |
8 | 25 | L.ギオット | ハイテックGP | 8.992 |
9 | 2 | D.ティクトゥム | ダムス | 9.438 |
10 | 11 | L.デレトラズ | チャロウズ・レーシング・システム | 9.494 |
11 | 6 | C.ルンガー | ARTグランプリ | 9.658 |
12 | 16 | A.マルケロフ | BWT HWAレースラボ | 10.552 |
13 | 24 | N.マゼピン | ハイテックGP | 10.661 |
14 | 12 | P.ピケ | チャロウズ・レーシング・システム | 14.389 |
15 | 23 | 佐藤万璃音 | トライデント | 15.157 |
16 | 10 | G.サマイア | カンポス・レーシング | 15.327 |
17 | 8 | J.ダルバラ | カーリン | 18.437 |
18 | 9 | J.エイトケン | カンポス・レーシング | 1Lap |
19 | 1 | S.ゲラエル | ダムス | 1Lap |
— | 22 | R.ニッサニー | トライデント | DNF |
— | 17 | G.アレジ | BWT HWAレースラボ | DNF |
— | 5 | M.アームストロング | ARTグランプリ | DNS |