第104回インディアナポリス500マイルレースに初参戦するデイル・コイン・レーシング・ウィズ・チームゴウのアレックス・パロウは、予選1日目で7番手に入り、翌日ポールポジションを決定するファストナイン進出を果たした。
昨年はスーパーフォーミュラに参戦していたパロウ。今年から戦いの場をアメリカに移し、念願のインディカーに参戦している。
日本でも見せた非凡な速さを、ルーキーながらインディカーでも披露するパロウ。第3戦のロードアメリカで3位表彰台を早くも獲得。その翌日のレース2でも予選3番手で上位を争った。
そして8月。初挑戦となる世界三大レースのひとつ、インディ500がスタートする。
12日から始まったプラクティスでは、1日目をルーキー最速の8番手。2日目は、さらにスピードを更新し5番手に入る。ブースト圧が引き上げられるファストフライデイでも6番手と安定した速さを見せた。
予選1日目、初めてのアテンプトを24番目に行う。1周目を231.552mphとまずまずのスピードを記録すると、2周目も231.211mphと231mph台で走行。続く3、4周目は230mph台に落ちるも平均231.034mphで、その時点の6番手に入る。
その後は、予選の状況を見守っていたパロウ。16時50分に予選1日目が終了し、総合7番手を獲得し、翌日にポールポジションから9番グリッドまでを決定するファストナイン進出を果たした。
ルーキーでは、エド・カーペンター・レーシングのリナス・ヴィーケイに次ぐ速さを見せ、ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得も期待がかかる。
「このインディで予選を走り終えるということは素晴らしいことだ。デイル・コイン・レーシング・ウィズ・チームゴウのクルーは素晴らしいクルマを与えてくれた。毎週走行するのがとても楽しいし、昨日は本当に快適だと感じていた」
「スピードがあったんだ。クルマはとても速く、バランスも快適で本当に自信があった。僕たちは、これまでずっとやってきた仕事をしていただけで、今はファスナナインに進んでいる。最初の年としては素晴らしいね」
「僕たちは戦うことができると思う。本当に速いクルマがたくさんいるので、わからないけど、今夜も勉強して、しっかり確認して挑むよ」
「最初のインディ500をトップ9からスタートするのは素晴らしいこと。本当に楽しみにしているんだ。明日は少し落ち着くと思う。今は何をすべきかわかっている。予選モードで最初の4連続走行を行った。明日の準備はできているよ」
「スーパーハッピーさ。さらに多くのモチベーションを与えてくれた。チームにとって素晴らし日になると思うよ」とパロウはコメントしている。
ファストナインシュートアウトは、16日午後2時よりスタート。アレックスは3番目にインディ500最初のグリッドを決定するアテンプトに挑む。
