F1をはじめサッカーや野球など各種スポーツを楽しめる動画配信サービス『DAZN』では、F1昇格を目指してFIA-F2を戦う日本人ドライバー、角田裕毅（カーリン）へのインタビューを行った『HONDAの躍進 EP4 Part1：F2 角田裕毅 激動の3連戦』を9月25日より配信している。
2020年からF2に参戦を開始した角田。今シーズンは第5戦イギリスのレース2で初優勝を飾ると、第7戦ベルギーのフィーチャーレース（決勝レース1）でもニキータ・マゼピン（ハイテックGP）と激しい争いを繰り広げて2勝目を手にし、チャンピオンシップ3位に浮上する。
しかし、その後に行われた第8戦モンツァ、第9戦ムジェロでは、モンツァのレース1こそ4位でフィニッシュを果たしたものの、残り3戦は展開に恵まれずノーポイントに終わり、選手権でも6位に後退してしまった。
DAZNでは、そんな第7～9戦という激動の3戦を終えた角田と、ホンダの山本雅史F1マネージングディレクター、DAZNのF1中継では解説を務めるレーシングドライバーの中野信治、そして実況でおなじみのサッシャさんが一同に会し、リモート形式でのインタビューを実施している。
2020年シーズンのF2は残り3戦となってしまうが、「あと3戦かというのがありつつ、まだ3戦あるということも心の中でどこかにある」と角田が切り出し番組がスタートした。
山本MDは「レッドブルの首脳陣も裕毅のことは非常に高く評価していますよ」と語り、いつもF1側のモニターでレッドブルのヘルムート・マルコやクリスチャン・ホーナー代表と一緒に角田の走りを見ていることを報告した。
そしてレースのことに話題が移ると、ベルギーGPでのマゼピンとのバトル中の心境やテクニックなどを角田が語った。レースの20周目あたりからマゼピンに対してケメルストレートエンドでのブレーキングで並び、自分のマシンがわずかに前に出たとき、角田は「さすがに追い出してこないだろう」と思ったという。
「僕の方が完全に勝っているので、（マゼピンは）当てにこないだろうなと。向こうもチャンピオンシップのことをちゃんと考えていると思いました。その油断もあったのですが、逆にそれでもマゼピンは横のカウルに当ててくるような感じの勢いで来たので、これはちょっとレースを落としかねないと思ったので、すぐにランオフエリアにいって安全をとりました」
バトル中で熱くなっているかと思いきや、実は角田はレースを冷静に見ており、山本MDも「そこが角田の強みのひとつだと思う」と続けて語った。またサッシャさんからは、レース後のマゼピンのボード跳ね飛ばし事件についてはどう思うかということを聞かれたが、やはり予想をしていたらしく、そのときの心境はぜひ番組を見て確認してほしい。
なお、DAZNでは9月27日から『HONDAの躍進 EP4 Part2：アルファタウリホンダF1初優勝』と題して、2020年F1第8戦イタリアGPで優勝を飾ったアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー、フランツ・トスト代表のインタビューを配信する予定だ。こちらもチェックをお忘れなく。
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