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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.09.29 19:10
更新日: 2020.09.29 19:11

豪州SC第10戦:2勝を飾った王者マクラフランが『バサースト1000』を前に堂々の3連覇達成

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海外レース他 | 豪州SC第10戦:2勝を飾った王者マクラフランが『バサースト1000』を前に堂々の3連覇達成

 シーズン大詰めで2週連続開催となったVASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーの第10戦“ザ・ベンド”でのスーパースプリントは、3連続ポールポジションから2勝を飾った王者スコット・マクラフラン(フォード・マスタング/DJR Team Penske)が早々にタイトルを獲得。10月の最終戦『バサースト1000』を前に、シリーズ3連覇を達成した。

 引き続きベンド・モータースポーツパークで開催されたシリーズ戦は、先週とは異なり“ウエスト・サーキット”と呼ばれるショートレイアウトでの1戦となったが、ここでもDJR Team Penskeのフォード・マスタング・スーパーカーの速さは陰ることなく、マクラフランがシュートアウトを制して土曜レース1の最前列を確保した。

 異例の寒さに見舞われたオーストラリア南部のトラックでは、どのドライバーもダンロップタイヤの熱入れに苦心するなか、マクラフランは盤石のホールショットを決め1度もトップを譲ることなく快走。ライバルの“SVG”ことシェーン-ヴァン・ギズバーゲン(ホールデン・コモドアZB/Triple Eight Race Engineering)や、おなじフォード陣営のキャメロン・ウォーターズ(フォード・マスタング/Tickford Racing)らを抑えて今季12勝目を飾り、直接のタイトル争いを展開するシリーズ7冠王者のジェイミー・ウインカップ(ホールデン・コモドアZB/Triple Eight Race Engineering)にプレッシャーを掛ける展開となった。

 明けた日曜も午前のシュートアウトで2戦連続のポールを決めたマクラフランは、オープニングレースでは僚友ファビアン・クルサード(フォード・マスタング/DJR Team Penske)の背後2番手でレースを進め、後ろに続く宿敵ウインカップを抑えていく。

 するとマージンを築いた中盤には前戦勝者クルサードが道を譲り、マクラフランが前へ。さらにウインカップはピットで手痛い作業ミスを喫しチャンスを逸すると、クルサードも駆動系トラブルでマシンを止める波乱が。これで孤立無援となったディフェンディングチャンピオンだが、その後も危なげなく32周を走破し、アントン・デ・パスカーレ(ホールデン・コモドアZB/Erebus Motorsport)、ウォーターズを従え勝利を飾る。

土曜のレース1では、スコット・マクラフランがポールポジションからライト・トゥ・フラッグで今季12勝目を飾る
土曜のレース1では、スコット・マクラフランがポールポジションからライト・トゥ・フラッグで今季12勝目を飾る
日曜の予選シュートアウトでも2戦連続ポールを獲得し、マクラフランが週末クリーンスイープを達成
日曜の予選シュートアウトでも2戦連続ポールを獲得し、マクラフランが週末クリーンスイープを達成
タイトル候補だったジェイミー・ウインカップ(ホールデン・コモドアZB/Triple Eight Race Engineering)だが、日曜レース2でホイールガンのホースを跳ね、時間を失うとともにペナルティの対象に
タイトル候補だったジェイミー・ウインカップ(ホールデン・コモドアZB/Triple Eight Race Engineering)だが、日曜レース2でホイールガンのホースを跳ね、時間を失うとともにペナルティの対象に

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