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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.10.30 12:30
更新日: 2020.10.30 12:33

TCRデンマーク最終戦:FK8ホンダ・シビック・タイプR TCRのジェンセンが初代王者に輝く

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海外レース他 | TCRデンマーク最終戦:FK8ホンダ・シビック・タイプR TCRのジェンセンが初代王者に輝く

 10月10~11日にパドボルパークでの開催が予定されていた第4戦が急遽キャンセルとなり、10月23~24日にFDMユランズリングで開催されたTCRデンマーク・シリーズ最終戦は、ポールポジションから2勝を挙げた開幕勝者のキャスパー・H・ジェンセン(FK8型ホンダ・シビック・タイプR TCR/マッシブ・モータースポーツ)が、初代シリーズチャンピオンに輝いた。

 欧州モータースポーツ・シーンの先陣を切り、6月20~21日という早い段階での開幕戦実施に漕ぎ着けた創設初年度シーズンのTCRデンマーク。しかし、10月初旬に予定されていた第4戦は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの第2波拡大の影響を受け、サウス・ユトランド警察から「デンマーク国内での50人以上を集客するイベントの自粛に抵触する」との通達がなされ、デンマークのモータースポーツ連盟DASU(Danish Automobile Sports Union)の交渉も虚しく、キャンセルの決定が下されていた。

 これにより第4戦にしてシーズン最終戦となったFDMユランズリングでのイベントは、予選から決勝3ヒートを争うフォーマットを採用。シリーズ初代ウイナーであり選手権首位のジェンセンに対し、ランキング2位のマーティン・アンダーセン(ヒュンダイi30 N TCR/アンダーセン・モータースポーツ)や、同3位の若手ニコライ・シルベスト(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR/LMレーシング)がどこまで巻き返せるか。

 そしてシルベストのチームメイトを務める元F1ドライバーのヤン・マグヌッセン(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR/LMレーシング)が、TCR規定初勝利を飾った前戦の勢いを持ち込めるかが焦点となった。

 するとレース1に向けた予選から、その予想どおりの展開で週末の幕が上がり、シルベストを0.653秒、マグヌッセンを0.898秒差と、LMレーシング勢を退けたジェンセンが幸先良くポールポジションを獲得する。

 そのままスタートでも悠々ホールショットを奪ったFK8型ホンダ・シビック・タイプR TCRは、レース序盤こそ背後のシルベストに再三のアタックを受けディフェンスを強いられるも、中盤を過ぎた頃にはフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRを突き放しセーフティマージンを構築。

前戦でTCR規定ツーリングカー初勝利を飾ったヤン・マグヌッセン(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR/LMレーシング)は、3位、3位、2位で初年度最終戦を締めくくった
前戦でTCR規定ツーリングカー初勝利を飾ったヤン・マグヌッセン(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR/LMレーシング)は、3位、3位、2位で初年度最終戦を締めくくった
若手有望株ニコライ・シルベスト(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR/LMレーシング)は、ランキング3位でシーズンを終えている
若手有望株ニコライ・シルベスト(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR/LMレーシング)は、ランキング3位でシーズンを終えている

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