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投稿日: 2020.11.18 15:52

BTCC最終戦:インフィニティQ50のアシュリー・サットンが、自身2度目のタイトル獲得

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海外レース他 | BTCC最終戦:インフィニティQ50のアシュリー・サットンが、自身2度目のタイトル獲得

 混沌の2020年を駆け抜け、ついに第9戦のシーズンフィナーレを迎えたBTCCイギリス・ツーリングカー選手権。11月14~15日にブランズハッチのインディ・サーキットで3ヒートが争われ、今季から復活の元ファクトリーカー『インフィニティQ50BTCC』をドライブした、2017年王者アシュリー・サットン(レーザーツールス・レーシング)が、スバル・レヴォーグでの戴冠に続き自身2度目のドライバーズタイトルを獲得した。

 わずか9点差で敗れたディフェンディングチャンピオンのコリン・ターキントン(BMW330i Mスポーツ/チームBMW)は、名門ウエスト・サリー・レーシングとBMWに、チームとマニュファクチャラーの両タイトルをもたらしている。

 シリーズを運営するTOCAは、世界的に蔓延する新型コロナウイルス(COVID-19)感染症に対する行動制限を受けながらも、8月の開幕以降2020年シーズンを形成する全9戦を滞りなく開催し、ついに最終戦ブランズハッチの週末を迎えた。

 第3波の到来でふたたび無観客でのレースウイークとなった“ショート版”インディ・サーキットでの走り出しは、直前に来季契約を発表したFK2シビックのジェイク・ヒル(ホンダ・シビック・タイプR/MBモータースポーツ・アクセラレーテッド・バイ・ブルースクエア)がトップタイムを記録。

 そして予選では、タイトルコンテンダーの一角でもあったスピードワークス・モータースポーツのトム・イングラム(トヨタ・カローラBTCC/TOYOTA GAZOO Racing UK ・ウィズ・ギンスターズ)が今季最後のポールポジションを獲得するなど、週末は悪天候が続くと予測されたケント州のトラックで、日本のマニュファクチャラーを出自に持つマシンたちが勢いを見せた。

 明けた日曜のレース1でその流れを受け継いだのは、4番グリッドから虎視淡々と逆転タイトルを狙ったチーム・ダイナミクスのダン・カミッシュ(FK8型ホンダ・シビック・タイプR/ハルフォーズ・ユアサ・レーシング)で、オープニングラップの“Paddock Hill Bend(パドックヒル・ベンド)”でフロントロウ2番手のロリー・ブッチャー(フォード・フォーカスST/モーターベース・パフォーマンス)をアウトサイドから仕留め、タイトル候補同士のバトルを制してみせる。

今季最後の予選ポールポジションを獲得したトム・イングラム(トヨタ・カローラBTCC/TOYOTA GAZOO Racing UK with Ginsters)は「リラックスして楽しみたい」と一言
3年連続で最終戦にタイトル候補として挑んだTeam Dynamicsのダン・カミッシュ(FK8型ホンダ・シビック・タイプR/Halfords Yuasa Racing)
「このグリッドとこのチャンピオンシップ、チームのレベルで、全体3位になることは素晴らしい結果」と、清々しい気持ちと明かしたダン・カミッシュ

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