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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.11.24 12:27
更新日: 2020.11.24 12:28

WTCR、TCRヨーロッパともに2021年暫定カレンダー発表。マカオ含むアジア・ラウンド3戦も復活

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海外レース他 | WTCR、TCRヨーロッパともに2021年暫定カレンダー発表。マカオ含むアジア・ラウンド3戦も復活

 TCR規定ツーリングカー選手権の最高峰シリーズ、WTCR世界ツーリングカー・カップと、欧州選手権的位置付けとなるTCRヨーロッパ・シリーズの2021年暫定カレンダーが発表され、ともに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けた2020年に対し、スケジュールを“復帰”拡大。WTCRは例年どおりシーズン終盤に韓国、中国、そしてマカオと、アジア・ラウンド回帰の計画が組まれている。

 今季2020年のWTCRは、終盤2戦をスペインのモーターランド・アラゴンで連続開催とし、24歳のヤン・エルラシェール(Lynk&Co 03 TCR/Cyan Racing Lynk&Co)が史上最年少でのドライバーズタイトルを獲得した。

 その開幕は感染症対策のため苦難の船出となり、他のカテゴリー同様いくつもの変更や修正を経て、グローバルなシリーズでありながら、最終的にヨーロッパ域内限定でのシーズンを過ごした。

 そのWTCRは新たな1年に向け“通常の”カレンダーに戻り、2021年は5月中旬にハンガリーでのヨーロッパ・ラウンドから開幕。その1週間後にスロバキアでのレースが続き、恒例のサマーブレイクに入る前までに、ドイツ(ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ)、ポルトガル(ヴィラレアル)、スペイン(モーターランド・アラゴン)でのイベントが予定される。

 これらも含め、実際のレースウイークは当然その時点での世界的な移動制限や感染症の状況を注視しての開催となるが、シリーズはその後、10月から3戦のアジア“フライアウェイ”ラウンドに突入し、韓国のインジェ・スピーディウム、続いてまだ開催サーキットは未確定ながら中国でのレースを計画し、シーズンフィナーレは、11月下旬にマカオの世界的な市街地トラック、ギア・サーキットへと戻る計画だ。

 この全8戦のレースカレンダーでは16のヒートが予定され、各週末は2ヒート制に。本来、2020年からコスト削減の目的で導入する計画だったスポーティングレギュレーションが改めて採用される形となる。

「(シリーズオーガナイザーの)ユーロスポーツ・イベントとFIAは、ともにWTCRの2020年シリーズを実現するため、前例のない限られた時間で良い仕事をし、シリーズの継続性とチームへのサポートを保証することができた」と語るのは、ユーロスポーツ・イベント代表のフランソワ・リベイロ。

2020年はキャンセルとなったティアゴ・モンテイロの地元戦ポルトガルもカレンダー入り
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開催地は未定ながら、王者Lynk&Coのホームである中国ラウンドも復活する見通しだ
開催地は未定ながら、王者Lynk&Coのホームである中国ラウンドも復活する見通しだ

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