更新日: 2020.11.26 20:15
豪州SC:レプコ・オーストラリア・スーパーカーの新ロゴ発表。DJRマスタングもテスト開始
この5シーズンはVASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーとして開催されてきた豪州大陸を代表するツーリングカー選手権は、2021年から新たなシリーズパートナーを迎えて名称を一新。RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ(Repco Supercars Championship)としてスタートを切ることとなり、新シリーズ・ロゴを公開した。また、シリーズ3連覇を決めたディック・ジョンソン・レーシングは、王者スコット・マクラフランとチーム・ペンスキー離脱後の新体制下で初のテストを実施している。
同国を代表する航空会社ヴァージン・オーストラリアに代わり、5年間のネーミングライツを獲得したレプコは、次の時代への移行期を迎えているシリーズとの融合を目指し、従来より簡素化された新シリーズロゴを策定。その上で「チャンピオンシップ」という言葉の規模と優位性を高めるデザインとした。
さらに、RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップの情報を発信するソーシャルメディア・プラットフォーム上の施策更新も予定され、2021年1月1日からファン、スポンサー、メディアに向けた新たな公式ハッシュタグを『#RepcoSC』に置き換え、これまで使用されてきた『#VASC』はその役目を終えることとなった。
オーストラリアを代表する自動車関連企業、レプコの企業戦略やマーケティングを担当するエグゼクティブ・ゼネラル・マネージャーのエイミー・フランゴスは、この新ロゴと新ハッシュタグは「レプコとスーパーカーという双方のビッグネームに存在する強力なパートナーシップを示している」と語った。
「私たちレプコは、このスーパーカーの大ファンです。スーパーカーと協力して新しいレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップのロゴを開発し、ファンとの関連性をより濃密にする新ハッシュタグを発表でき、本当に光栄に思っている」
一方、シリーズ3連覇を決めた王者マクラフランとともに黄金時代を築き上げたDJR Team Penske(ディック・ジョンソン・レーシング・チーム・ペンスキー)は、北米インディカーでの本格キャリアを開始したそのチャンピオン支援のため、豪州大陸を離れる決断をしたチーム・ペンスキーの離脱により、2021年から再びディック・ジョンソン・レーシングとしてスタートを切る。
これを受け、チームは10月末にも長くマクラフランの僚友を務めたファビアン・クルサードを放出し、続く11月6日にはホールデン陣営のエレバス・モータースポーツで光るスピードを見せていたアントン・デ・パスカーレの起用を発表。
さらにそのチームメイトには、2020年開幕直後にCOVID-19の影響で23レッド・レーシングが参戦休止に陥り、自身のレースシートを喪失していたウィル・デイビソンの再加入をアナウンスした。
そのデイビソンは、早速11月16日にスーパーカーとダンロップ主催の“スーパーソフト”タイヤテストに参加し、ライバル陣営となるシリーズ7冠王者のジェイミー・ウインカップ(ホールデン・コモドアZB/トリプルエイト・レースエンジニアリング)とともに、クイーンズランド・レースウェイでダンロップのテストプログラムを分担。
来季のレースアクションをさらに改善するため、新たに導入される3番目のコンパウンドをテストし、デイビソンはここで初めてシェルV-パワー・レーシングの17号車マスタング・スーパーカーのステアリングを握った。