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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.11.29 08:00
更新日: 2020.11.29 12:03

角田裕毅、望外の6位入賞は「チームが昨日からサポートしてくれたおかげ」マルコ博士から励ましも/FIA-F2第11戦

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海外レース他 | 角田裕毅、望外の6位入賞は「チームが昨日からサポートしてくれたおかげ」マルコ博士から励ましも/FIA-F2第11戦

 角田裕毅(カーリン)が、またも魅せてくれた。

 前日の予選でスピンを喫し、最後尾グリッドからスタートしたフィーチャーレース。角田は果敢なオーバーテイクを連発しつつ、無闇なプッシュはせずにタイヤを保たせ、ノーミスの走りで22番手から6位入賞を果たした。さらに最速タイムも叩き出し、選手権3位の座を守り抜いた。

「ここまでうまく行くとは思わなかった」という角田だが、予選での大失敗にも「そこまで落ち込まなかった」とのことだ。「やるしかない」という思いを胸に、望みうる最高の結果を手に入れた。

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──まずはレースを振り返ってください。

角田裕毅(以下、角田):レース前、プライムタイヤでスタートするか、オプションタイヤで行くか、迷っていました。10番手から21番手のドライバーの大部分がプライムだったら、オプションで行く。その逆だったら、プライムで。もし半々だったら、プライムにしようと決めてました。できるだけクリーンエアで走りたいという作戦だったのですが、ほぼ半々だったので、プライムで行きました。

 スタートはそこまで良くなかったのですが、1コーナーで何台か抜いて、その後のペースも悪くなかったですね。休むところでは休んで、落ち着いて走れたのがよかったです。チームのピットからの指示も的確で、そのおかげで6位まで上がることができました。

──今日のレースは今季これまでのなかでも、会心のレースだったのでは?

角田:う〜ん、レース1だけ見れば、結果は良かった。でもチームが昨日からサポートしてくれたおかげですし、落ち込んでる僕を励ましてもくれました。結果で恩返しできたら、という思いでしたね。なので会心の出来とか、あまりそういう感じはないです。レース自体のペースだけ見れば、今季のトップ3ぐらいには入るかもしれませんが。

2020年FIA-F2第11戦バーレーンGP 角田裕毅(カーリン)
2020年FIA-F2第11戦バーレーンGP 角田裕毅(カーリン)

──タイヤの保ちは、どうでしたか。19周目のピットインは、予定通りだったのですか?

角田:いえ、タイヤがどれくらい保つかまったく未知数でした。状況に対応して、エンジニアがピットインのタイミングを決めてくれました。毎レースそうなのですが、デグラデーションはこれぐらいだろうと予想しても、大体外れるんですね。そのうえ昨日のフリー走行では、ほとんどロングランができていなかった。最初の10周でどんな様子か判断して、その後の展開を決めていきました。

──19周目になっても、まだタイヤが限界という感じではなかった?

角田:かなり磨耗はしていました。僕も消耗してる感触はありました。エンジニアは「もう1周早くてもよかったかも」と、言っていました。


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