レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.12.03 07:30
更新日: 2020.12.03 02:49

FIA-F2:2021年から適用される新フォーマットを発表。1大会での最大獲得ポイントは65点に増加

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | FIA-F2:2021年から適用される新フォーマットを発表。1大会での最大獲得ポイントは65点に増加

 FIA-F2は、2021年シーズンよりレースの週末のフォーマットが変更になることを発表した。この変更は世界モータースポーツ評議会(WMSC)で承認されており、コスト削減政策を受けてのものだ。

 F2ではこれまで1大会につき2レースを開催してきたが、11月上旬に発表されたように、2021年からは1大会につき3レース開催されることになる。それに伴い、各レースのスターティンググリッドの決定方法なども変更になった。

 新フォーマットは以下の通りだ。

【FIA-F2 新レースフォーマット】

・金曜日:フリー走行(45分)、予選(30分)
・土曜日:スプリントレース(120km or 45分)を2レース開催
・日曜日:フィーチャーレース(170km or 70分)

 まず金曜日はこれまで通り、45分間のフリー走行と30分間の予選が行われる。大きく変更になるのは土曜日からで、土曜日はスプリントレースを2レース開催する。両レースとも120km、あるいは45分間のタイムレースとなる。ただしモナコとソチのレース距離ついては、レース開催が近づいた時期に発表されるという。

 そして日曜日には、F1の決勝レースの前にフィーチャーレースを行う。こちらは170km、あるいは70分間のタイムレースとなる。ピットストップが義務付けられ、4輪すべてを交換しなければならない。またレースの間にウエットタイヤを使用する場合を除いて、ドライバーは各スペックのドライタイヤを最低でも1セット使用する必要がある。こちらもモナコとソチのレース距離については、それぞれの大会が近づいた時期に発表される。

【スターティンググリッドの決定方法】

・土曜スプリントレース1:予選結果順。トップ10はリバースグリッド
・土曜スプリントレース2:レース1の結果順。トップ10はリバースグリッド
・日曜フィーチャーレース:予選結果順。リバースグリッドなし

【チャンピオンシップポイント】

・金曜予選ポールポジション:4ポイント
・スプリントレース:優勝〜8位までのドライバーに15〜1ポイントを付与
・フィーチャーレース:優勝〜10位までのドライバーに25〜1ポイントを付与

■各レースの獲得ポイント一覧

順位 スプリントレース1&2 フィーチャーレース
1 15 25
2 12 18
3 10 15
4 8 12
5 6 10
6 4 8
7 2 6
8 1 4
9 0 2
10 0 1

 各レースでファステストラップを記録したドライバーには2ポイントが付与されるが、レース終了時に10位以内に入っていないかったドライバーには与えられない。また1大会で獲得できる最大ポイントは、48ポイントから65ポイントへと大幅に増加した。

【タイヤの配分】

 新しいスポーティングレギュレーションでは、ドライバーには各週末6セットのドライタイヤが割り当てられる。そのうちプライムタイヤは4セット、オプションタイヤは2セット。ウエットタイヤは各週末3セットとなる。


関連のニュース