2週連続ダブルヘッダー戦となった、アルゼンチン最高峰のツーリングカー選手権スーパーTC2000(STC2000)の第6戦ブエノスアイレスは、土曜クオリファイレースを制したマティアス・ロッシ(トヨタ・カローラSTC2000/TOYOTA GAZOO Racing YPF・インフィニア)に続き、日曜フィーチャーレースはそのロッシを従えたジュリアン・サンテロが今季初勝利を飾り、TOYOTA GAZOO Racingアルゼンティーナのトヨタ・カローラがワン・ツー・フィニッシュを達成。3位にもトヨタのサテライトチーム所属ヴァレンティン・アギーレ(トヨタ・カローラSTC2000/ミーダス・カレラ・チーム)が入り、トヨタ陣営が表彰台を独占した。
この週末に先立ち、STC2000をオーガナイズするCODASUR(Confederacion Deportiva Automovilismo Sudamericana/南米レース協会)は残る4ラウンドの会場と日程を発表し、予定どおり2021年まで年をまたぐシーズンになることが確定。
続く第7戦は1月9~10日にコルドバ州のリオ・クアルトで開催され、2週連続開催の第8戦は1月16~17日の週末にパラナで争われることとなった。
そして最終2戦は同一サーキット連戦でふたたびブエノスアイレスに戻り、2月6~7日と13~14日の日程が確保され、その最初のイベントでは“ナンバー12”と呼ばれる高速レイアウトを使用する。
同時に、ブエノスアイレスの市議会はこの第6戦の週末で今季初の観客動員を許可し、わずか500人ではあるものの、オスカー・ファン・ガルベスにファンが集うことに。市内でパンデミックが抑え込まれた状況が続く場合は、2月のシーズンフィナーレ2連戦でより多くの集客を許可するとの声明も出された。
そんな前向きなニュースとともに始まったこの週末は、土曜の予選ヒートでトヨタのロッシが幸先良く勝利を飾り、2位にアグスティン・カナピノ(シボレーYPFクルーズ)、3位にファクンド・アルドゥソ(ルノー・フルーエンスGT)が続いてシリーズのタイトル獲得経験者たちがポディウムを占拠するなど、スタンドのファンたちにアピールする結果となった。