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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.12.15 16:41
更新日: 2020.12.15 16:42

SCB最終戦:トヨタ勢届かず。リカルド・マウリシオがポール・トゥ・ウインで3度目の戴冠

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海外レース他 | SCB最終戦:トヨタ勢届かず。リカルド・マウリシオがポール・トゥ・ウインで3度目の戴冠

 12月11~13日にブラジル・インテルラゴスで開催された同国最大のツーリングカー選手権SCBストックカー・ブラジルの2020年最終戦“スーパーファイナル”は、シボレー陣営のトップチーム、ユーロファーマ-RCのリカルド・マウリシオがポール・トゥ・ウインの完勝を飾って自身3度目のドライバーズチャンピオンを獲得。今季デビューのTOYOTA GAZOO Racingブラジル製『トヨタ・カローラ』は、惜しくも戴冠を逃す結果となった。

 シーズン前半戦から猛威を振るったニューカマー、TGR勢に対して、シリーズの盟主シボレーは中盤以降に劣勢を跳ね返す復活劇を披露。ライバル陣営が30点差を得るたびに、ブランドごとに年間2度の使用権利が解放される“アップデート・パッケージ”を活用し、クルーズはカローラとの戦闘力差をジリジリと埋めていった。

 11月のゴイアニア戦ダブルヘッダーでついにシボレー勢にキャッチアップされたトヨタ陣営は、このアップデート・パッケージを初投入してホセ・カルロス・パーチェに乗り込んできたが、予選でポールポジションを射止めたのはマウリシオとクルーズで、選手権首位チアゴ・カミーロ(イピランガ・レーシング)のカローラは17番手に沈むなど、トヨタ陣営は最終決戦を前に不穏な空気に包まれた。

 その予感は日曜24周の決勝レースで現実のものとなり、新鋭ガエターノ・ディ・マウロ(KTFスポーツ)や僚友の3冠王者ダニエル・セラ(ユーロファーマ-RC)のシボレー勢を従えたマウリシオが、スタートから首位を堅守。セザール・ラモス(イピランガ・レーシング)、リカルド・ゾンタ(RCMモータースポーツ)、ネルソン・ピケJr.(フルタイム・バッサーニ)らのトヨタ・カローラ勢を抑えたマウリシオが、そのままレースを支配していく。

最終戦を前に11名にタイトル獲得の権利が残るなど、2020年はSCB史上最小僅差のタイトル戦線となった
最終戦を前に11名にタイトル獲得の権利が残るなど、2020年はSCB史上最小僅差のタイトル戦線となった
2019年にはCIMED Racingからゲスト参戦した経験も持つフェリペ・マッサもインテルラゴスに駆け付けた
2019年にはCIMED Racingからゲスト参戦した経験も持つフェリペ・マッサもインテルラゴスに駆け付けた
後半戦に戦闘力を増したシボレー・クルーズが予選を席巻し、リカルド・マウリシオがタイトル決戦に向け最前列を確保する
後半戦に戦闘力を増したシボレー・クルーズが予選を席巻し、リカルド・マウリシオがタイトル決戦に向け最前列を確保する
24周の決勝スタートでも盤石のホールショットを奪ったマウリシオが、そのままレースを支配していく
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