SCBストックカー・ブラジルに参戦するR. Mattheis Motorsport(Rマシアス・モータースポーツ)は、地元ブラジルを代表する石油企業Petrobras(ペトロブラス)のブランドである“BR”の支援を得て、2021年からその活動を同社の“Lubrax”ブランドへスイッチすると同時に、元F1ドライバーのフェリペ・マッサが加入することを発表。2020年はCrown Racing(クラウン・レーシング)に在籍し、BRのカラーリングで戦ったフリオ・カンポスとともに、シボレー・クルーズのステアリングを託すことをアナウンスした。
ロドルフォ・マシアス率いるチームは、2021年のSCBシーズンに向け新たに『Lubrax | Podium Stock Car Team(ルブラックス|ポディウム・ストックカー・チーム )』を結成し、F1引退後はSCBへのスポット参戦も経験した元フェラーリドライバーを招聘することを決めた。
「我々はストックカーでの成功に向け、新たなプロトコルを構築した。チームを結成し、モータースポーツでのコンピテンシーと豊富なキャリアを持つフェリペ・マッサのようなドライバーを探したんだ」と語るのは、BR Distribuidoraのマーケティング部門でビジネス開発ディレクターを務めるレオナルド・ブルゴス。
「我々とチームの契約は2年間で、2020年にパートナーシップを成功させたドライバーであるフリオ・カンポスも、引き続きともに戦ってくれる。ふたりはこの分野の専門家であり、疑いようのない才能の持ち主だ。何よりも彼らは友人同士であり、チーム内での健全な議論をリードしてくれるはずだ」
パラナ出身のカンポスは、2014年にシリーズ初優勝を記録して以降、BRの支援を得た2018、2019年はタイトル争いを展開するパフォーマンスを披露。SCB参戦10年目を迎えた2020年はクラウン・レーシングのシボレー・クルーズをドライブし、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の制限を受けた難しいシーズンをランキング13位で終えている。