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投稿日: 2021.02.16 15:01

2022年のBTCC共通ハイブリッド供給に向け、コスワースがバッテリー企業を買収


海外レース他 | 2022年のBTCC共通ハイブリッド供給に向け、コスワースがバッテリー企業を買収

 2022年の導入が予定されるBTCCイギリス・ツーリングカー選手権の共通ハイブリッド機構に向け、すでにシステム開発を進めているCosworth Electronics(コスワース・エレクトロニクス)社は、シルバーストンに拠点を置くバッテリーとビークルダイナミクス制御システムを手掛けるDELTA(デルタ)社を買収すると発表。すでに協業に取り組む開発体制を強化する決定を下した。

 また、BTCCのシリーズオーガナイザーであるTOCAは、高性能安全燃料システムのサプライヤーであるAero TecLaboratories(エアロテック・ラボラトリーズ/ATL)社との技術的パートナーシップを、2026年まで延長することに合意したと発表。NGTC規定ツーリングカーの新たな時代に向け、基盤固めを進めている。

 2019年にTOCAが実施した競争入札により、2022年度からの『共通ハイブリッド供給権』を獲得しているコスワース・エレクトロニクスは、設計と製造に続き台上試験を終えた“P2 off-axis”と呼ばれる新システムを、テストベッド車両に指定されたSpeedWorks Motorsport(スピードワークス・モータースポーツ/SWM)の『トヨタ・カローラBTCC』に搭載。2020年7月7~8日にイギリス・スネッタートンで開催された公式タイヤテストでシェイクダウンを済ませている。

 この“P2 off-axis”は、システム定格60Vで20kgの重量となるバッテリーパックを搭載し、7.5kgの電気モーターとコントローラー、ポンプ、冷却パイプ、配線ケーブル類などを含んでいる。それでもシステム総重量は64kgに抑えられ、TOCAによれば「NGTC規定ツーリングカーの運動性能にはほぼ影響を及ぼさない」範囲に納められたという。

 この一連の開発作業をコスワースとともに進めてきた2005年設立のデルタ社は、バッテリーシステムを軸とした制御システム、電気・ハイブリッドの駆動系システム開発を専門とする世界的な企業として認知されており、コスワースは長期的なパートナーであるHSBC UKの支援を受けてデルタを買収することで、将来的な電動化を見据えた開発体制を強化することとなる。

2005年設立のDELTA社は、バッテリーシステムを軸とした制御システム、電気・ハイブリッドの駆動系システム開発を専門とする世界的な企業として認知されている
開発ドライバーにダレン・ターナーを起用する“P2 off-axis”は、システム総重量も64kgに抑えられた

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