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海外レース他 ニュース

投稿日: 2021.02.18 07:14
更新日: 2021.02.17 23:30

分割された豪州SC開幕前合同テストで明暗。国内TCR第2戦ともどもロックダウンで延期措置に

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海外レース他 | 分割された豪州SC開幕前合同テストで明暗。国内TCR第2戦ともどもロックダウンで延期措置に

 2月末のマウントパノラマ、“聖地”バサーストでの2021年開幕を控えるRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップは、依然としてくすぶる新型コロナウイルス(COVID-19)感染症対策として、2月12日にクイーンズランド、16日からウイントンと2カ所に分割して合同テストを実施する計画を立てていた。しかし、移動制限に加えて5日間の緊急ロックダウンが発令された影響で、12日のクイーンズランドは8時間半の走行枠を無事に終える一方、ウイントンでのテストは19日に延期される事態となった。

 また、2月13~14日の週末に開催予定だった同国のTCRツーリングカー選手権第2戦も延期の措置がとられ、フィリップアイランドでのレースは3月12~14日に順延されることも決まっている。

 現在、テニスの4大大会のひとつに数えられる全豪オープンを開催中のビクトリア州は、COVID-19陽性者発生を受けて新たに5日間のロックダウン実施を決定。一時、人数制限を儲けながらも観客動員を実現していた全豪オープンも、急きょ無観客で開催される形となった。

 これにより、16日にビクトリア州のウイントンで予定されていたテストは州首相ダニエル・アンドリュースの指示によりキャンセルされ、状況を注視しながら改めて今週19日(金)の実施を目指す方針が示された。

 一方、発令直前の12日に開催されたクイーンズランド合同テストには、同州に拠点を置くDick Johnson Racing(ディック・ジョンソン・レーシング/DJR)、Triple Eight Race Engineering(トリプルエイト・レースエンジニアリング)、Matt Stone Racing(マット・ストーン・レーシング/MSR)、そしてTeam Sydney(チーム・シドニー)の計4チームが参加し、MSRの新鋭ゼイン・ゴダード(ホールデン・コモドアZB)が、長い1日を経て最終的にトップタイムを記録している。

「テストのプログラムでは、他のドライバーやチームが本当は何を試しているのか正確に推し量るのは難しい面もあるが、それでもトップタイムを記録できたことには満足している」と語った21歳のゴダード。

 この日の早朝からマシンに乗り込んだゴダードは、新たなチームメイトのジェイク・コステッキとシートをシェアしながら、午前の早い段階でフライングラップを敢行。都合、78周を走破して1分09秒0257の全体最速タイムを記録した。

78周と最小周回数でのトップタイムを記録したMatt Stone Racing(マット・ストーン・レーシング/MSR)の35号車
「昨年の経験を踏まえて、今季は上位にチャレンジしたい」と語るゼイン・ゴダード(ホールデン・コモドアZB)

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