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投稿日: 2021.02.25 12:13

トニー・カナーンが地元SCBに電撃フル参戦。トヨタ・カローラをドライブへ

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海外レース他 | トニー・カナーンが地元SCBに電撃フル参戦。トヨタ・カローラをドライブへ

 元F1ドライバー、フェリペ・マッサのフル参戦決定に続き、南米大陸を代表するツーリングカー選手権SCBストックカー・ブラジルの2021年グリッドに、また新たなビッグネームの参戦がアナウンスされた。2004年のインディカー・シリーズ王者であり、2013年には世界3大レース『インディ500』を制覇したトニー・カナーンが、自身初の母国シリーズフル参戦を果たすこととなった。

 マウリシオ・フェレイラ率いるFull Time Sports(フルタイム・スポーツ)は、2月21日付でカナーンの起用を発表し、ブラジルを代表する46歳の世界的ドライバーは、Texaco Racing team(テキサコ・レーシング・チーム)のエントリー名で戦う予定のトヨタ・カローラをドライブする。

 これによりマッサを含め、4名の元F1ドライバーとのマッチアップが実現することとなり、2014年SCB王者のルーベンス・バリチェロを筆頭に、ネルソン・ピケJr.やリカルド・ゾンタとは同じトヨタのマシンで戦うなど、参戦2年目のTOYOTA GAZOO Racing・ブラジル陣営にとっても強力なラインアップが構築された。

 カナーンの2021年デビュー戦は、3月末のリオグランデ州ノバサンタリタで開催されるヴェロパークが予定されているが、彼にとっては同カテゴリー初参戦ではなく、いずれも旧規定の車両ながら2005年にテストを経験し、2012年にはブラジリアとインテルラゴスで豪華ゲストドライバーを招待する“ダブルレース”にも出場している。

 2021年はこのSCBフル参戦と並行して北米インディカーへの参戦も継続し、日程バッティングのない複数のオーバル戦でChip Ganassi Racing(チップ・ガナッシ・レーシング/CGR)のマシンをドライブする。そのホンダ製エンジン搭載のダラーラと南米のトヨタ・カローラは、ともに48号車としてレースに参戦する予定だ。

「これは僕のレーシングキャリア、そして人生においても新しい章の幕開けだ。ストックカーへの情熱は誰にとっても秘密ではなく、長年にわたって恋焦がれて来たカテゴリーだ。期待はとても大きいよ」と、ブラジル北東部の港湾都市サルバドール(バイーア)出身のカナーン。

「このカテゴリーの伝説的なスポンサーであるテキサコとともに、最高のストックカーチームのひとつに加入することができたし、この環境を活かしてたくさんのことを学びたいと思っている」

トニー・カナーンは、Texaco Racing team(テキサコ・レーシング・チーム)のエントリー名で戦う予定のトヨタ・カローラをドライブする
参戦2年目のTOYOTA GAZOO Racing・ブラジル陣営にとっても、強力なラインアップが構築された

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