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海外レース他 ニュース

投稿日: 2021.02.26 12:41

5日間延期の分割テストは無事に開催。地元TCR初代王者のブラウンが最速/豪州SC

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海外レース他 | 5日間延期の分割テストは無事に開催。地元TCR初代王者のブラウンが最速/豪州SC

 新型コロナウイルス(COVID-19)感染症対策として5日間の緊急ロックダウンを実施した地元州政府の方針に従い、開幕前合同テストを延期していたRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップは、移動制限明けの2月19日にウイントンでのテストを無事に実施。この2021年にErebus Motorsport(エレバス・モータースポーツ)からトップカテゴリー昇格を果たす、初代TCRオーストラリア王者のウィル・ブラウン(ホールデン・コモドアZB)がトップタイムを記録した。

 そのエレバスは、ブラウンとブロディ・コステッキの21年仕様マシンをお披露目したほか、Brad Jones Racing(ブラッド・ジョーンズ・レーシング/BJR)もメインパートナーにコカ・コーラ社を迎えるなど、今季の体制を確定させている。

 この週末に迫った聖地バサーストでの2021年開幕戦を前に、COVID-19対策として2月12日にクイーンズランド、16日からウイントンと2カ所に分割しての合同テストを予定していたRSCは、移動制限に加えて5日間の緊急ロックダウンが発令された影響で、クイーンズランドではからくも8時間半の走行枠を無事に終える一方、ウイントンでのテストは19日に延期される事態となっていた。

 州境封鎖も伴った5日間の移動制限が明け、19日のビクトリア州ウイントンにはエレバスを筆頭に、Walkinshaw Andretti United(ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッド/WAU)やTeam 18(チーム・エイティーン)、BJRなどのプライベーター・ホールデン陣営に加えて、Tickford Racing(ティックフォード・レーシング)とKelly Grove Racing(ケリー・グローブ・レーシング)のフォード陣営も集結し、各車精力的に周回を重ねた。

 その1日で最速タイムを叩き出したブラウンは、2019年にヒュンダイi30 N TCRで初代TCRオーストラリアのドライバーズタイトルを獲得すると、2020年はエレバスの配下でSuper2シリーズに参戦。今季より晴れてスーパーカーの舞台にステップアップすることが決まった。

 ブラウンが記録した1分19秒5089のタイムよりコンマ5秒ほど遅れた2番手には、同じくホールデンのWAUで2年目を迎えるチャズ・モスタートが続き、セッション開始時にタイムボード最上位に立っていたデビッド・レイノルズが、フォード勢最上位の3番手で移籍後初の公式セッションを終えている。

 その背後にはチーム18のスコット・パイ(ホールデン・コモドアZB)、エレバスのコステッキと続き、6番手にこの日最多の135周を走破したキャメロン・ウォーターズ(フォード・マスタング)が続く結果となった。

開幕前合同テストを延期していたRSCは、移動制限明けの2月19日にウイントンでのテストを無事に実施。ビクトリア州に拠点を置くチームが集結した
その19日は、初代TCRオーストラリア王者のウィル・ブラウン(ホールデン・コモドアZB)がトップタイムを記録している
この日最多の135周を走破したキャメロン・ウォーターズ(フォード・マスタング)は6番手、背後のチャズ・モスタート(ホールデン・コモドアZB/WAU)は2番手に入った
工業製品とケミカル剤ブランドとして知られる“WD-40”のカラーリングで、開幕戦のマウントパノラマに挑むことが決まったブラウンの9号車

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