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海外レース他 ニュース

投稿日: 2021.03.02 19:10
更新日: 2021.06.06 12:33

ニュル24時間&NLS挑戦のKCMG、コロナ禍の影響で2021年は1台体制に

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海外レース他 | ニュル24時間&NLS挑戦のKCMG、コロナ禍の影響で2021年は1台体制に

 日本でもお馴染みのKCMGは2021年シーズン、1台のポルシェ911 GT3 Rで6月に開催が予定されているニュルブルクリンク24時間レースと、一部のNLSニュルブルクリンク耐久シリーズ(旧VLN)に参戦することを確認した。

 香港を拠点とするチームは昨年のNLSで2台のポルシェを走らせた。しかし今季は参戦体制を縮小。6月5~6日にノルドシュライフェで決勝レースが行われるニュル24時間と、それ以前に実施されるNLS開幕3戦に向け、エントリーを1台に絞っている。

 このチーム唯一のマシンをドライブするのは、アレキサンドレ・インペラトーリ、エドアルド・リベラティ、ジョシュ・バードンという昨シーズンもKCMGとレースを戦った面々だ。さらにポルシェで豊富なレース経験を持つマルコ・ホルツァーがドライバーラインアップに加わった。

 ホルツァーは“グリーンヘル・クラシック”に過去6度出場しており、2020年はフーバー・モータースポーツの一員として25号車ポルシェ911 GT3 Rをドライブし、プロ/アマクラスのウイナーとなっている。

 KCMGの体制がスケールダウンされた背景には、今なお続く新型コロナウイルスのパンデミックを取り巻く状況がある。チームは昨年、ニュルブルクリンクへ向けた活動のなかで2度の攻撃を受けた。その影響から今季は1台のみに制限せざるを得なくなった。

「2020年はパンデミックの影響でレースにとって難しい1年だったが、冬の間のハードワークによってKCMGはこれまで以上に良いチームにあんると確信している」と語るのは、チームマネージャーを務めるマット・ハウソン。

「ニュルブルクリンクで、ポルシェとの関係を継続できることをうれしく思う。アレックス、エド、ジョシュという非常に強力なドライバーラインアップに加え、N24クラス優勝ドライバーであるマルコ・ホルツァーを迎えられたことで、それがさらに強力になった。私たちはこれからのチャレンジに向けた準備ができている」

 新たに加入したホルツァーは次のように加えた。

「2021年のNLSとニュルブルクリンク24時間レースのために、KCMGに参加できることを
とてもうれしく思っている」

「世界でもっとも好きなレーストラックのひとつでポルシェ911 GT3 Rをドライブできるのは本当にクールなことだ。チームと協力し、すぐにでもハンドルを握れるのを楽しみにしているんだ」

 KCMGが発表したニュルブルクリンクでのプログラムは、3月20日に同地で開催されるNLS公式テストで始まり、シーズン最初のレースは3月27日のNLS開幕戦『第66回ADAC Westfalenfahrt』となっている。


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