更新日: 2021.03.05 18:40
2台体制で挑むTGR UK、MOTULカラーの2021年仕様『トヨタ・カローラBTCC』の画像を公開
潤滑油のメジャーブランドとしてグローバル展開するMOTUL(モチュール)と、そのイギリス市場での公式輸入業者および販売業者であるWitham Motorsport(ウィザム・モータースポーツ)は、2021年のBTCCイギリス・ツーリングカー選手権に先立ちトヨタ陣営のSpeedworks Motorsport(スピードワークス・モータースポーツ/SWM)と2年間のタイトルスポンサー契約を締結。今季から2台体制にプログラムを拡大するTOYOTA GAZOO Racing UKのトヨタ・カローラBTCCは、新カラーリングで戦うことがアナウンスされた。
現地法人トヨタGBのファクトリー支援を取り付け、2020年はTOYOTA GAZOO Racing(TGR)として戦ってきたSWMだが、この2021年シーズンを前に、長年1台体制で孤軍奮闘してきた盟友トム・イングラムのチーム離脱を発表し、代わってMotorbase Performance(モーターベース・パフォーマンス)から移籍のロリー・ブッチャーと、シリーズ復帰組のサム・スメルトにステアリングを託すとしていた。
恒例のシーズン前公式テスト“メディアデイ”を前に、この3月後半にもふたりのフルカラー版トヨタ・カローラBTCCが公開される計画だが、SWMはこの3月1日にも、2014年からチームにオイルを供給してきたモチュールのロゴが描かれた新たな外観のイメージスケッチを先行公開した。
「言うまでもなく、モチュールとウィザムモータースポーツとの関係を、2022年末まで拡大できることをうれしく思う」と喜びを語るのは、SWM代表のクリスチャン・ディック。
「我々にとって、彼らはBTCCでの旅路をともにする忠実なパートナーであり、今回の契約によりその関係を9年もの長期にわたって保証する運びとなった。シングルカー体制で中盤を戦う存在だったチームは、この数年で複数の優勝経験とタイトルチャレンジャーに成長し、彼らの卓越したパフォーマンスと効率性を証明する結果も手にした。すでに両社はSWMファミリーの一員なんだ」と続けたディック代表。