第63回マカオグランプリのFIA F3ワールドカップは11月20日、15周の決勝レースが行われ、ポールポジションスタートのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(カーリン)が優勝。マカオF3のキャリア2勝目を飾った。山下健太(スリーボンド・ウィズ・Tスポーツ)は惜しくも表彰台には届かず、4位でフィニッシュした。
この日のマカオGPは、TCRやFIA GTワールドカップでクラッシュが多発。タイムスケジュールが混乱したが、F3マカオGPは当初の予定どおり、16時30分にフォーメーションラップが始まった。
迎えたスタートでは大きなクラッシュ等は起きなかったものの、ポールポジションスタートのダ・コスタ、そしてセルジオ・セッテ・カマラ(カーリン)、カラム・アイロット(ファン・アメルスフールト)の3台がスリーワイドでリスボア・ベンドに向かっていく。冷静にその3台の一歩下がったポジションにいたのが山下だ。
リスボアにはセッテ・カマラ、ダ・コスタ、そしてアウトにはらんだアイロットのインを突いた山下という順位で通過していき、これで山下は表彰台圏内に浮上する。しかし3周目、背後から迫ったアイロット、フェリックス・ロゼンクビスト(セオドール・レーシング・バイ・プレマ)に先行を許し、山下は5番手に後退してしまった。
1 2