更新日: 2021.03.12 16:01
初代TCR UK王者ダン・ロイドが久々のBTCC復帰。PMRのヴォクスホールをドライブへ
2021年のBTCCイギリス・ツーリングカー選手権に向け、初代TCR UKシリーズ王者のダン・ロイドがPower Maxed Racing(パワー・マックス・レーシング/PMR)との契約に合意。ヴォクスホール・アストラBTCCをドライブして、久々のシリーズ復帰を果たすことが決まった。
2018年にWestCoast Racing(ウエストコースト・レーシング)のフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRで初年度のUKシリーズを戦い、年間8勝という圧倒的戦績で初代チャンピオンの称号を得たロイドは、そのプログラムと並行して同年のBTCCにも参戦。当時BTC Norlin(BTCノーリン)のFK2ホンダ・シビック・タイプRのステアリングを握り、クロフト戦で最後の勝利を飾っていた。
その後、過去2シーズンはTCRヨーロッパに舞台を移し、Brutal Fish Racing(ブルータル・フィッシュ・レーシング)のエースとしてFK8型ホンダ・シビック・タイプR TCRで3勝を挙げ、TCRマレーシアやTCRチャイナでもウイニングドライバーに名を連ねている。
現在29歳のロイドは、今回PMR側が提示した「複数年のパートナーシップ契約」に合意し、ファクトリー支援を受けるワークス・ヴォクスホールでシリーズへと復帰。BTCCの顔とも言える大ベテラン、ジェイソン・プラトとの強力なタッグを結成する。
「こうしてふたたびイギリスに戻り、レースを戦えることに心の底からワクワクしているよ」と、復帰の喜びを語ったロイド。
「きちんとレースシートに座ってベルトを締め、開幕前の合同テストをこなして臨むのは初めての経験なんだ。僕はいつもシーズン中盤に散発的な状態で戦場に放り込まれてばかりだったから(笑)、こうして完全なプログラムのもとでチャンピオンシップを始めるのが待ちきれないね」