更新日: 2021.03.17 13:09
エクセラー8移籍のトム・イングラムがヒュンダイをテスト「最早、完璧なフィット感」/BTCC
BTCCイギリス・ツーリングカー選手権で、2021年シーズンに向けEXCELR8 Trade Price Cars Racing(エクセラー8トレード・プライス・カーズ・レーシング)に移籍したトム・イングラムが、3月第2週のスネッタートンで「新たなオフィス」の感触を掴むべく『ヒュンダイi30ファストバックNパフォーマンス』の初テストを実施。早くも「手に馴染んだグローブのようなフィット感だ」と、その性能を高く評価し、シリーズの最前列で戦えるとの展望を示した。
2020年からエクセラー8が投入したこのブランニューモデルは、わずか3戦目にして表彰台を獲得する素性の良さを披露し、BTCCのフロントランナーとして急速にその地位を確立した。
一方、長年1台体制のSpeedworks Motorsport(スピードワークス・モータースポーツ/SWM)で孤軍奮闘してきた27歳のイングラムは、2020年からTOYOTA GAZOO Racing(TGR)として戦ってきたチームの2台体制拡充に合わせて、SWMからの電撃離脱を表明。
2度のインディペンデント王者と通算16勝の戦績を提げ、トレード・プライス・カーズ・レーシングとジョイントした新興チームを、次のレベルに引き上げる新たなタスクに挑むことを決めている。
そのプロセスの第一歩として行われた今回のプライベートテストでは、ウエット路面に強風という悪コンディションでのスタートだったにも関わらず、この新しい相棒のパフォーマンスに「深く感銘を受けたし、BTCCグリッドの最前列を争う戦闘力があると確信できた」と、今季の明るい展望を語った。
「なにより、レースカーに戻るのは素晴らしい気分だったよ! 僕はツーリングカーに乗ってから何年も経つけれど、テスト初日は本当に濡れて、寒くて、滑りやすいコンディションだったが、ヒュンダイは何事もなかったかのように快適に走り、すぐにポジティブな気持ちになれたんだ」と、その最初の印象を明かしたイングラム。