2021年で通算32年目のシーズンを迎えるトム・コロネルが、新たな1年に向け体制を発表。引き続きWTCR世界ツーリングカー・カップに、所属3年目を迎えるComtoyou Racing(コムトゥユー・レーシング)から参戦し、今季からのデリバリーを予定する新型アウディRS3 LMSのうち1台を任されることが決まった。
2020年のWTCRで500戦目のツーリングカー出走を果たしたコロネルは、日本でも長らくフォーミュラやGTでのキャリアを積み重ね、その多大なる“ショーマンシップ”で多くのファンを魅了してきた。
オランダ出身で現在48歳のコロネルだが、そのドライビングは未だ衰えることを知らず、昨季はスロバキアリンクで久々の勝利を飾るなど、WTCRの第一線で戦えることを証明。今季もおなじみDHLのサポートを得て、独自のカモフラージュ・スキームを採用した新型TCRモデルをドライブする。
「僕はときどきこう言うのだが、このWTCRというのは“World of Tom Coronel Racing”の略なんだよ(笑)。つまりここが僕のいるべき場所だということさ!」と、いつものジョークを交えながら新シーズンへの意気込みを語ったコロネル。
「何よりもまず、DHLを始めとする多くのパートナーのサポートのおかげで、2021年もふたたびすべてがうまくいったことをうれしく思う。チーム内も、このWTCRシリーズのパドック内も、とても快適に感じているんだ」と続けたコロネル。