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海外レース他 ニュース

投稿日: 2021.04.12 12:21
更新日: 2022.04.04 11:26

GT3時代到来のDTM初テストはメルセデスが席巻。2日間でゴッツ、アウアーらが最速

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海外レース他 | GT3時代到来のDTM初テストはメルセデスが席巻。2日間でゴッツ、アウアーらが最速

 FIA GT3規定を採用するスプリントレースに生まれ変わる、新時代のDTMドイツ・ツーリングカー選手権2021年度シーズンに向け、ホッケンハイムで初の公式テストが開催された。

 2日間を通してメルセデスAMG GT3 EVOがライバルたちを圧倒する速さを披露し、初日はHaupt Racing Team(ハウプト・レーシングチーム/HRT)からDTM復帰を果たすマキシミリアン・ゴッツが、最終日はBMWから古巣メルセデスへと戻ったルーカス・アウアー(Winward Racing/ウィンワード・レーシング)が最速タイムを刻み、上位6台を“Mercedes-AMG Team”が占拠する結果となった。

 4月7~8日のスケジュールで各日2時間のセッションを計4回、都合16時間もの走行枠を設けた新生DTM初の公式テストは、初日最後の1枠が降雪によりキャンセルに見舞われるなど波乱もありながら、総合的にはメルセデス勢の強さが際立つ印象となった。

 午前最初のセッションこそAbt Sportsline(アプト・スポーツライン)のアウディR8 LMS EVOをドライブするケルビン・バン・デル・リンデがトップタイムを記録するも、続く午前2回目でHRTの2台が早くもタイムアップ。

 スパ24時間勝者のゴッツと、2021年からDTMデビューを果たすチームメイト、ビンセント・アブリルがワン・ツーを決め、そのまま初日総合でもメルセデス勢が最速の座についた。

 続く2日目も前日同様の2時間×4回のセッションが催され、今度は雪の影響もなくスケジュールが進むと、午後の3回目で前日のゴッツをしのぐ1分36秒153を叩き出したアウアーがファステストを刻み、2番手HRTのアブリル以下、3番手にGruppeM Racing(グループMレーシング)のダニエル・ジュンカデラ、4番手にWinward Racingのフィリップ・エリス、5番手にゴッツ、そして6番手はGetSpeed Performance(ゲットスピード・パフォーマンス)のアルジュン・マイニと、テスト参加15台中上位6台をメルセデスが占める結果となった。

 その背後にはアウディ勢で両日最速をマークした2013年のDTMシリーズチャンピオン、マイク・ロッケンフェラー(アウディR8 LMS EVO/Abt Sportsline)が続き、BMW勢では初日7番手、2日目は11番手ながら、両日ともにM6 GT3最上位としたWalkenhorst Motorsport(ウォーケンホルスト・モータースポーツ)のDTM2冠王者マルコ・ウィットマンが意地を見せた。

ファーストセッションはAbt Sportsline(アプト・スポーツライン)のアウディR8 LMS EVOをドライブするケルビン・ヴァン・デル・リンデがトップタイムに
ファーストセッションはAbt Sportsline(アプト・スポーツライン)のアウディR8 LMS EVOをドライブするケルビン・ヴァン・デル・リンデがトップタイムに
最終日はBMWから古巣メルセデスへと戻ったルーカス・アウアー(Winward Racing/ウィンワード・レーシング)が最速タイムを刻んだ
最終日はBMWから古巣メルセデスへと戻ったルーカス・アウアー(Winward Racing/ウィンワード・レーシング)が最速タイムを刻んだ

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