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海外レース他 ニュース

投稿日: 2021.04.13 12:58
更新日: 2021.04.13 13:22

ヒュンダイ、2021年WTCRに新車投入。2チームから『エラントラN TCR』4台が登場

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海外レース他 | ヒュンダイ、2021年WTCRに新車投入。2チームから『エラントラN TCR』4台が登場

 ヒュンダイ・モータースポーツは4月12日、新型ツーリングカー『ヒュンダイ・エラントラN TCR』を2021年シーズンのWTCR世界ツーリングカー・カップでデビューさせることを確認した。

 2020年9月に初公開されているエラントラN TCRは、WTCRをはじめとする各国のTCRシリーズで採用されている“TCR規定”に合致した4ドアサルーンタイプの新型マシンだ。ヒュンダイのTCRカーとしては、ハッチバックタイプのi30 N TCR、ヴェロスターN TCRに続く3台目のモデルとなる。

 2018年からの3年間で、タイトル2冠を含む成功を収めたi30 N TCRの後継マシンとなる新型は、その名のとおりロードゴーイングカーの『ヒュンダイ・エラントラN』がベースだ。
 
 エンジンは最新の2.0リットルターボエンジンが搭載され、車両設計と開発においてはWTCR通算21勝を挙げたi30 N TCRを通じて得られた知見が反映されている。また、このアプローチはWTCRのチームとドライバーへのサポートにも引き継がれており、シーズン開幕に向けて可能な限り最高のポジションを保証するものだという。

 チームラインアップは2020年シーズンから変わらず、BRCヒュンダイN・ルクオイル・スクアドラ・コルセとエングストラー・ヒュンダイN・リキモリ・レーシング・チームがカスタマー支援を受ける。両チームは各2台のエラントラN TCRを走らせる予定だ。

 引き続きBRCヒュンダイN・ルクオイル・スクアドラ・コルセから参戦するノルベルト・ミケリスとガブリエル・タルキーニ、エングストラー・ヒュンダイN・リキモリ・レーシング・チームのルカ・エングストラーと新たにチームに加わったジャン-カール・ベルネイという4名のドライバーは、いずれも新型マシンの開発に深く関与。デビュー戦となる6月のニュルブルクリンク・ラウンドの数週間前までテストを行い、徹底した準備が行われる。

 新加入の“JK”ことベルネイは、電動ツーリングカーのヒュンダイ・ヴェロスターN ETCRのテストドライバーを務めており、彼のヒュンダイ・モータースポーツ・カスタマーレーシングドライバーとしての役割を補完するものであるとアナウンスされている。

「ヒュンダイ・モータースポーツ・カスタマーレーシングからWTCRに参戦する機会が訪れたとき、それを簡単に決断することができた」と語ったベルネイ。

「ヒュンダイのモデルは、多くのシーズンでTCRカテゴリー最速モデルのひとつであり、それはカスタマーがシリーズで何度も優勝していることから分かる」

「僕にとっては新しいチームと一緒に仕事をすることになり、そして誰にとっても新しいクルマになる。最初のレースの前にエラントラN TCRをさらに理解するためにも、また、エングスラー・ヒュンダイ・Nリキモリ・レーシング・チームと彼らのエンジニアと一緒に仕事をし、これからの1年に向けて完全な準備するためにも、開発プロセスに参加することは非常に役に立った」

ヒュンダイ・エラントラN TCRのイメージCG(サイド)
ヒュンダイ・エラントラN TCRのイメージCG(サイド)

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