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海外レース他 ニュース

投稿日: 2021.05.31 04:33
更新日: 2021.05.31 04:59

【速報】エリオ・カストロネベスが史上4人目となる4度目のインディ500制覇

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海外レース他 | 【速報】エリオ・カストロネベスが史上4人目となる4度目のインディ500制覇

 第105回インディアナポリス500マイルレースの決勝が30日に行われ、エリオ・カストロネベス(メイヤー・シャンク・レーシング)が4度目のインディ500制覇を達成した。

 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、途中ストラテジーを変更して燃費勝負を狙うも展開が及ばず、14位フィニッシュでレースを終えている。

 約14万人が駆け付けた第105回インディ500決勝レース。オーナーのロジャー・ペンスキーのスタートコマンドでインディアナポリス・モータースピードウェイにエンジン音が響き渡り、200周に渡る戦いが幕を開ける。

 ポールポジションのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)がトップをキープするもターン3でコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)がオーバーテイク。翌周、3番手のリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)がディクソンを交わし、その勢いで3周目のターン1でトップを奪う。

 トップを走行したヴィーケイは31周を終えてピットイン。ディクソンはこのタイミングでハータを交わしトップに浮上。ハータは2周後にピットへと向かう。

 ここでピットレーンでステファン・ウィルソン(アンドレッティ・オートスポート)がバランスを崩しクラッシュ。最初のイエローコーションとなり、ピットレーンはクローズとなる。

 ディクソンは、燃料がなくなりこのイエロー中に緊急ピットイン。さらにエンジンがかからず大きくポジションダウンを喫してしまう。優勝候補筆頭のディクソンは、まさかのトラブルで1ラップダウンとなってしまった。

 ピットオープンとなり各車ピットレーンへ。トップはハータ、2番手ヴィーケイ、コナー・デイリー(エド・カーペンター・レーシング)、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、エリオ・カストロネベス(メイヤー・シャンク・レーシング)と続き、佐藤琢磨は8番手に。

 47周目にリスタートへ。カストロネベスが3番手へアップ。琢磨も6番手に浮上する。

 50周目、ヴィーケイとデイリーがハータを交わし、デイリーがトップを奪う。

 ヴィーケイは68周を終えて2度目のピットイン。3周後にトップのデイリーが入り、ラップリーダーはカストロネベスにかわる。

 ハータ、カストロネベスは、77周目終わりでピットイン。ハータはヴィーケイ、デイリーの後ろでピットアウトとなる。

 琢磨は79周を終えてピットイン。トップ集団がピットインを終えると、ヴィーケイ、デイリー、ハータ、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)の順で琢磨は9番手に。

 84周目にヴィーケイを交わしデイリーが再びトップに。エド・カーペンター・レーシングのふたりは103周目にピットイン。トップに立ったオワードは、ピットインを伸ばし114周目にピットインへと向かう。

 118周を終えトップ集団で最後にピットインとなったグラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だったが、ピットアウト直後に左リヤタイヤが外れクラッシュ。2度目のイエローコーションとなる。

 トップはパロウ、カストロネベス、オワード、ヴィーケイ、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)の順で、琢磨は7番手。ハータは8番手となる。

 ディクソンはこのタイミングでリードラップに復帰し、126周目にリスタート。

 カストロネベスがターン1でトップに立つ。さらにパロウを交わしたオワードが、カストロネベスをオーバーテイク。パロウも意地を見せ再びトップに奪う。オワードは燃費をセーブしたいのか3番手に。

 148周目にトップのパロウがピットイン。カストロネベス、オワードもピットインし、琢磨は152周目にラップリーダーとなる。

 トップに立った琢磨は快調に走行する。156周を終えてピットインし、ヴィーケイの後ろでピットアウトとなる。ディクソンは残り40周でラストピット。燃費走行で逆転を狙う。

 パロウ、カストロネベス、オワード、ハンター-レイ、ヴィーケイの順に。琢磨も燃費走行に切り替えたのか、11番手に落ちてしまう。

 169周目、カストロネベスがパロウを交わしトップに立ち、172周を終えて最後のピットイン。翌周、パロウらも同時ピットイン。

 残り20周、トップ争いはパロウとカストロネベスが抜きつ抜かれつの攻防。その17秒前に燃費走行をする琢磨が走行する。

 192周終わりでトップのフェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP)がピットイン。燃費走行をしていた琢磨がトップに立つも燃費が足りず翌周ピットへと向かう。

 残り5周、トップはパロウ、カストロネベス、オワード、シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が続く。

 残り2周でカストロネベスがパロウをオーバーテイク。そのままトップを守り切り、史上4人目となる4度目のインディ500制覇を達成した。

 A.J.フォイト、アル・アンサー、リック・メアーズに並ぶインディ500最多の4勝目を挙げたカストロネベス。

 2009年目以来となる金網フェンスを上るスパイダーマンパフォーマンスでサーキットは大興奮。歴史的瞬間となった。


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