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海外レース他 ニュース

投稿日: 2021.06.15 07:05
更新日: 2021.06.14 17:12

NZ出身“Kiwi”の引退ペアがRSCバサースト1000で復活。マーフィー/スタナウェイ組が参戦へ

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海外レース他 | NZ出身“Kiwi”の引退ペアがRSCバサースト1000で復活。マーフィー/スタナウェイ組が参戦へ

 2021年も定番の10月開催を予定するRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ最大の祭典『バサースト1000』に向け、現在ホールデン陣営のトップチームとして活動するエレバス・モータースポーツがワイルドカード枠の参戦ドライバーを発表した。シリーズのレジェンドとして、このお祭りイベントで4勝を飾っているグレッグ・マーフィーと、惜しくも2019年限りで現役を退いたリッチー・スタナウェイという2名の“Kiwi(キウィ/ニュージーランド出身者)”が強力タッグを組むことが決まった。

 オーストラリア大陸を代表するツーリングカー選手権でも、シーズン中の特別な1戦としてその名を世界に轟かせるバサースト1000は、毎年のようにワイルドカード枠で豪華ゲストドライバーのエントリーを迎え入れてきた。

 その2021年大会最初の枠としてアナウンスされたErebusの51号車には、7年前の引退以来ひさびさのレースアクションとなるマーフィーと、2019年に28歳の若さで引退を決めたスタナウェイが起用されることとなった。

 このペアリングは、チームのメインパートナーである地元の通信企業Boost Mobile(ブースト・モバイル)の働きかけによるもので、創業者のピーター・アーダートンは1990年代からマーフィーとの個人的関係を築いていた。

「すべては突然に決まったことだ。ある日、このプランを望んでいる人々が私のところに訪ねてきて、あれよあれよと話が進んでいった」と明かした現在48歳のマーフィー。

「私にとっても、意味のある場所に戻ってレースをする機会が与えられ、とても幸運に感じているんだ。ピーター(・アーダートン)は私がプロとして、フルタイムのレーシングドライバーになるため重要な役割を果たしてくれた」と続けたマーフィー。

「チームCEOのバリー(・ライアン)とも何度か一緒に仕事をしてきたが、お互いに大きな経緯を払ってきた。その我々が現代に戻り、いくつかの思い出話を共有するのは楽しい出来事になるだろう。この新しい旅を楽しみにしているよ」

 一方、当時のVASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーでは、フォード陣営のティックフォード・レーシングからレギュラーに昇格し、その後は古豪ギャリー・ロジャース・モータースポーツ(GRM)で戦ったスタナウェイも、その両時代を通じてブースト・モバイルからの支援を受けてきた。

グレッグ・マーフィー最後のバサースト1000は、日本でも活躍したジェームス・コートニーと組んだ2014年。FP2では最速も記録した
古豪Garry Rogers Motorsport(ギャリー・ロジャース・モータースポーツ/GRM)からの参戦を最後に、現役引退を表明していたリッチー・スタナウェイ

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