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海外レース他 ニュース

投稿日: 2021.06.15 16:10
更新日: 2021.06.15 16:11

BTCC第2戦はBMWとインフィニティ、王者経験者のFR勢が席巻。ヒュンダイ移籍のイングラムも初優勝

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海外レース他 | BTCC第2戦はBMWとインフィニティ、王者経験者のFR勢が席巻。ヒュンダイ移籍のイングラムも初優勝

 6月12~13日にスネッタートンで開催されたBTCCイギリス・ツーリングカー選手権の第2戦は、久々開催の予選“トップ10シュートアウト”を制したチーム・ダイナミクスのゴードン・シェドン(FK8型ホンダ・シビック・タイプR)が、まさかの車検失格処分での幕開けに。代わってポールポジション発進となった名門ウエスト・サリー・レーシング(WSR)の4冠王者、コリン・ターキントン(BMW330i M-Sport)がレース1で幸先良く“ライト・トゥ・フラッグ”での勝利を手にした。

 続くレース2もBMWと同じくFR車両が輝きを放ち、11番手スタートだったレーザー・ツールズ・レーシングのディフェンディングチャンピオン、アシュリー・サットン(インフィニティQ50BTCC)が華々しいオーバーテイクショーを演じて逆転勝利。そして最終ヒートでは、今季から新生ギンスターズ・エクセラー8・ウィズ・トレードプライズカーズ・ドットコムに移籍した、元トヨタのトム・イングラム(ヒュンダイi30 Nファストバック)が、チームとヒュンダイにBTCC初優勝をプレゼントしている。

 2021年シーズンも無観客レースで始まったBTCCは、この第2戦からいよいよファンの現地観戦が許可され、人数上限が設けられながらも、約4000人のファンが詰めかけてNGTC規定ツーリングカーの走りとアクションを見守った。

 ドライコンディションで始まったスネッタートンでの公式練習は、FP1でイングラムのヒュンダイが、FP2では今季からBTCC“復帰”のシェドンが最速を記録し、ここをホームコースとするエクセラー8陣営は、予選に向け“打倒シビック”を目標に掲げて、昨季以来の“トップ10シュートアウト”方式導入により、通常より短縮された25分の計時予選に挑んだ。

 するとシェドンやイングラムとも10番手以内に入り、延長10分間のシュートアウトに進んだものの、ここで立ちはだかったのが「スネッタートンはBMW3シリーズとの相性抜群」と語ったターキントン。

 25分間で最速を記録したBMWも交え三つ巴の勝負となった最後の10分間は、序盤からそのBMWが先行。ラストアタックへと入ったターキントンは、再びセクター1で最速更新の“パープル”を記録する。

 しかしそれを上回るスピードを披露したのがホンダ・シビック・タイプRで、ターキントンの背後からフライングラップに入ったシェドンは、タイミングモニター上のセクター2、セクター3を“パープル”とし、BMW330i M-Sportをわずか0.163秒差で逆転。これでシェドンがBTCC復帰後初のポールポジションを奪った……かに思われた。

スポット参戦のジェス・ホーキンス(右)は、ジェイソン・プラトらを上回る予選15番手。レギュラー参戦のジェイド・エドワーズは、レース3の15位でBTCC初ポイントを獲得した
スポット参戦のジェス・ホーキンス(右)は、ジェイソン・プラトらを上回る予選15番手。レギュラー参戦のジェイド・エドワーズは、レース3の15位でBTCC初ポイントを獲得した
シリーズ復帰2戦目で、早くもポールポジション獲得かに思われたゴードン・シェドン(FK8型ホンダ・シビック・タイプR)だったが……
シリーズ復帰2戦目で、早くもポールポジション獲得かに思われたゴードン・シェドン(FK8型ホンダ・シビック・タイプR)だったが……
レース1を“実質”ポールからスタートしたコリン・ターキントン(BMW330i M-Sport)が、そのままポール・トゥ・ウインを決めた
レース1を“実質”ポールからスタートしたコリン・ターキントン(BMW330i M-Sport)が、そのままポール・トゥ・ウインを決めた

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