2016年のWTCC世界ツーリングカー選手権最終カタール・ラウンドにボルボから“復帰”参戦したロバート・ダールグレンは、2017年はフルタイムの形でボルボ・ワークスでのドライブを望んでいると明かした。
2016年シーズンはテッド・ビョークをエースカーに、2台目のドライバーをスポット的に起用してきたボルボ・ワークス。そのシートを、同じく故郷のスウェーデン人ドライバーであるフレデリック・エクブロムや、アルゼンチン人のネストール・ジロラミとシェアしてきたダールグレンは、今季母国のSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権でタイトル争いを展開した。
ダールグレンはタイトルコンテンダーだったリチャード・ゴランソンと最終戦の激闘の末、13ポイント差にて戴冠を逃すという悔しい1年を過ごした。
WTCCに関して、ボルボは来季に向け3台目のワークスカー投入を発表しており、ダールグレンにとっても「腰を据えて選手権を戦う」意味で、大きなチャンス到来だと言える。ダールグレンは最終戦カタールの現場で「来年はフルタイムでシートに座りたい」と語った。
「カタールのレース結果はオフシーズンの間、人々の記憶と印象に残り続ける。それだけに、内容が大事になってくる。それと同時に長い間チームに貢献してきた人間として、今現在僕がドライバーとして何ができるかを、チームはよく把握するべきだ」
「ただし、それが巡り会わせであることも理解している。僕にはあまり多くの機会は残されていない」
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