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海外レース他 ニュース

投稿日: 2021.06.21 18:15
更新日: 2021.06.21 18:18

フォーミュラEがメキシコ・プエブラで初開催。第8戦はディ・グラッシ、第9戦はモルタラが制す

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海外レース他 | フォーミュラEがメキシコ・プエブラで初開催。第8戦はディ・グラッシ、第9戦はモルタラが制す

 6月19~20日、メキシコのプエブラで2020/2021年ABB FIAフォーミュラE世界選手権第8~9戦プエブラE-Prixがダブルヘッダーで開催され、第8戦はルーカス・ディ・グラッシ(アウディスポーツ・アプト・シェフラー)、第9戦はエドアルド・モルタラ(ロキット・ベンチュリ・レーシング)が優勝を飾っている。

 今回の舞台となるのは、プエブラ市郊外に新設された『アウトドローモ・ミゲル Eアベドサーキット』だ。メキシコでのフォーミュラEは、昨年までF1も開催されているアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスサーキットで行われてきたが、今シーズンはコースが変更されての開催となった。

 そんなプエブラE-Prixの第8戦の予選でポールポジションを獲得したのはパスカル・ウェーレイン(タグ・ホイヤー・ポルシェ)となり、2番手には0.058秒差でオリバー・ローランド(ニッサン・e.ダムス)がつけ、3番手にはジェイク・デニス(BMW i アンドレッティ・モータースポーツ)が続いた。

 ドライコンディションで迎えた45分+1周の決勝レース。そのスタートでホールショットを奪ったのはポールポジションのウェーレインで、2番手スタートのローランドはスタートを失敗してしまい大きくポジションを下げる展開に。

 変わって2番手に浮上してきたのは5番グリッドから順位を上げたマキシミリアン・ギュンター(BMW i アンドレッティ・モータースポーツ)だ。このポジションアップにより3番手デニスとともにBMW勢が2-3につける。

2020/21年フォーミュラE第8戦プエブラE-Prix レーススタート
2020/21年フォーミュラE第8戦プエブラE-Prix レーススタート

 各車順調な滑り出しかと思われたが、ニック・キャシディ(エンビジョン・ヴァージン・レーシング)が1周目のターン8でクラッシュを喫してしまいコース上にストップ、早くもセーフティカーが導入された。

 再スタート後はトップのウェーレインが、今回はコース外に設けられたアタックモード使用レーンの“アクティベートゾーン”に飛び込む。これによりBMW勢が一時的に1-2を形成するが、7周目に再びウェーレインがトップを奪還する。

 レース残り18分、1周目にキャシディがクラッシュしたターン8でサム・バード(ジャガー・レーシング)が再びウォールの餌食になりクラッシュ、マシンを止めてしまったため2度目のセーフティカーが導入された。

 再スタート後にポジションを上げてきたのは、ディ・グラッシとレネ・ラストがステアリングを握るアウディスポーツ・アプト・シェフラーの2台だ。両マシンはファイナルラップまでに2~3番手に浮上してくるが、トップのウェーレインまでは捉えきることができずフィニッシュへと向かう。

パスカル・ウェーレイン(タグ・ホイヤー・ポルシェ)
パスカル・ウェーレイン(タグ・ホイヤー・ポルシェ)

 レースはスタートから首位を独走したウェーレインがトップチェッカーを受けポルシェの優勝、かと思われたが、フィニッシュした瞬間「チームがレース前に使用するタイヤセットを宣言していなかった」ことを理由に、ウェーレインおよびチームメイトのアンドレ・ロッテラー、そしてニッサン・e.ダムスの2台に失格裁定が下された。

 この結果、優勝は2番手フィニッシュのディ・グラッシとなり、3番手でチェッカーを受けたラストとともにアウディスポーツ・アプト・シェフラーにワン・ツー・フィニッシュをもたらした。3位にはエドアルド・モルタラ(ロキット・ベンチュリ・レーシング)が続いている。

2020/21年フォーミュラE第8戦プエブラE-Prixの表彰台
2020/21年フォーミュラE第8戦プエブラE-Prixの表彰台
セバスチャン・ブエミ(ニッサン・e.ダムス)
セバスチャン・ブエミ(ニッサン・e.ダムス)

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