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海外レース他 ニュース

投稿日: 2021.07.30 13:15
更新日: 2021.07.30 13:16

ロメオ・フェラーリ、コレッティに代わりフィリップ・エングを起用。ジュリアをドライブへ/ETCR

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海外レース他 | ロメオ・フェラーリ、コレッティに代わりフィリップ・エングを起用。ジュリアをドライブへ/ETCR

 8月6~8日にデンマークのコペンハーゲン旧市街で開催される、TCR規定採用の電動ツーリングカー選手権、PURE ETCR(ピュアETCR)第3戦に向け、シリーズで『アルファロメオ・ジュリアETCR』を走らせるロメオ・フェラーリ-M1RAがドライバー交代を発表。ステファノ・コレッティに代わりフィリップ・エングを起用するとアナウンスした。

 オーストリア・ザルツブルグ出身で現在31歳のエングは、この新生EVツーリングカーの初年度シーズン残り期間で、ハンガリーのM1RAを実働部隊に迎えるアルファロメオ陣営に加入し『ジュリアETCR』のステアリングを握ることが決まった。

 2006年に16歳でレースデビューを果たして以降、2007年には当時のフォーミュラBMW“ワールドファイナル”を制覇。2009-10年シーズンにはFIA F2選手権で優勝も飾っている。

 その後、2011年からスポーツカー耐久やGTレースに転向すると、同じマシンを使用してポルシェ・スーパーカップとドイツを含むふたつの国内選手権を制し、この活躍を契機にBMWのファクトリー契約ドライバーとしての地位を勝ち獲った。

 以降の実績は目覚ましいもので、スパ24時間で2勝を挙げているエングは、デイトナとニュルブルクリンク24時間でもクラス優勝を果たし、今季2021年のニュル24時間耐久では予選ポールポジションも獲得している。

 また、Class1規定下のDTMドイツ・ツーリングカー選手権でも優勝を遂げ、ABBフォーミュラE選手権ではBMW i アンドレッティ・モータースポーツのリザーブドライバーとして電動モータースポーツの経験も積み重ねている。

「電動ツーリングカー選手権への参戦機会を得て、ロメオ・フェラーリのもとジュリアETCRをドライブできることを本当に楽しみにしているんだ」と意気込みを語ったエング。

「この電動FRサルーンは素晴らしい仕上がりに見える。初めてステアリングを握り、テストをして、コペンハーゲンでの最初のレースに向けて準備するのが待ち切れないね。この新しいシリーズでレースをすることにとても興奮しているし、僕とチームの双方にとって、成功を共有する経験になると確信しているよ」

「このプロジェクトのチームに、彼を迎えることができてうれしく思う」と期待を寄せるミケーラ・セルッティ(右)
そのエングは、BMWのファクトリー契約ドライバーとしてスポーツカー耐久やGTレース、ABBフォーミュラE選手権などを経験する

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