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海外レース他 ニュース

投稿日: 2021.07.31 18:32
更新日: 2021.08.27 13:47

【追記】レッドブル育成の岩佐歩夢が初優勝。コロンボに5秒加算ペナルティ【FIA-F3第4戦ハンガリー レース1】

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海外レース他 | 【追記】レッドブル育成の岩佐歩夢が初優勝。コロンボに5秒加算ペナルティ【FIA-F3第4戦ハンガリー レース1】

 7月31日(土)、2021年FIA-F3第4戦ハンガリーのレース1がハンガロリンクで開催され、ロレンツォ・コロンボ(カンポス・レーシング)が優勝。岩佐歩夢(ハイテックGP)は今季初の表彰台となる2位入賞を果たした。

 レース1のスターティンググリッドは予選トップ12がリバースグリッドとなり、予選で12番手タイムを記録したジョニー・エドガー(カーリン)がポールポジション。2番手にコロンボ、3番手は岩佐、4番手にオリ・コルドウェル(プレマ・レーシング)がつける。

 天候は曇り。気温24.8度、路面温度は35.3度でドライコンディションでタイヤ交換義務はなし。日本時間の17時35分にフォーメーションラップが開始され、22周のレースがスタートした。

 エドガーとコロンボが軽く接触しかけるもマシンがコース外に弾かれることなく各車ターン3からターン4を駆け抜けていく。岩佐も隙あらば前を伺うといった姿勢でコロンボの0.5秒後方を走り1周目を完了した。

 追い抜きしにくいコースレイアウトと全車共通のマシンとあってか全車の間隔がそれぞれ1秒以内となる数珠つなぎ状態となってレースは消化されていく。

 順位変動が起きたのは8周目。ターン1でコロンボがエドガーを大外刈りしてオーバーテイク。その直後エドガーが急激にスローダウン、両者に接触はなくトラブルの予兆も感じられなかったため驚きの事態に。これによりエドガーはレースを終了することとなった。

 先頭に立ったコロンボはペースアップし2番手に上がった岩佐を1秒以上の差をつけ、岩佐も3番手のコルドウェルを1.1秒引き離しDRS圏内から追い出そうという走りでレース後半へと進んでいく。

 岩佐をタイヤを労ってか、コロンボとの差を1~1.3秒にキープしながら走行。クレバーな走りにチームから岩佐へ無線で激励されるシーンもあった。

 14周目、11番手スタートだったポイントランキングトップでレッドブル育成のデニス・ハウガー(プレマ・レーシング)が7番手に浮上。コース上でもっとも順位をあげたドライバーとなり、1点でも多くのポイントを獲得すべく前を急ぐ。

 後半戦に向け各車気合いを入れ直すかという16周目、フレデリック・ベスティ(ARTグランプリ)がホームストレートでギヤが入らなくなり、ストレートエンド先のエスケープにマシンを止めリタイア。これによりセーフティカー(SC)が入り各車のマージンがリセットされる。

 コロンボ、岩佐、コルドウェルというオーダーで、レースは残り4周となった19周目から再開となる。なおコロンボはSCのライトが点灯中に、SCとの距離を10車身以上空けたとしてレース後の審議対象に。

 そしてリスタート。コルドウェルが良い蹴り出しを見せ盤石の状態でターン1へ、岩佐も2番手をキープしコルドウェルに続く。後方ではハウガーが1つ順位を上げて6番手に浮上した。

 コロンボは盤石の走りでトップチェッカー。最終ラップでコルドウェルに0.2秒差と追い上げられた岩佐が2位フィニッシュし待望の今季初表彰台を獲得。コルドウェルは3位となった。

追記:
 SCラン中に首位を走行していたコロンボはSCと10車身以上の間隔を空けたとしてレース後の審議対象に。そして違反の判定が下されレース結果に5秒加算ペナルティに。そのため1.8秒後方で2位フィニッシュしていた岩佐が繰り上がりで初優勝となった。2位にコルドウェル、3位はローガン・サージェント(チャロウズ・レーシング・システム)となった。

 スプリントレース2(決勝レース2)は日本時間8月1日(日)0時55分から行われる。

■FIA-F3第4戦ハンガリー スプリントレース1 リザルト

Pos. No. Driver Team Time/Gap
1 11 岩佐歩夢 ハイテックGP 22Laps
2 3 O.コルドウェル プレマ・レーシング 2.035
3 29 L.サージェント チャロウズ・レーシング・システム 2.762
4 5 C.ノバラック トライデント 3.235
5 1 D.ハウガー プレマ・レーシング 3.616
6 8 A.スモリヤー ARTグランプリ 4.954
7 21 L.コロンボ カンポス・レーシング 5.000
8 6 D.シューマッハー トライデント 6.460
9 4 J.ドゥーハン トライデント 7.583
10 14 M.ナニーニ HWAレースラボ 7.837
11 12 R.スタネ ハイテックGP 8.365
12 30 E.フィッティパルディ チャロウズ・レーシング・システム 9.559
13 2 A.ルクレール プレマ・レーシング 9.626
14 9 J.マヌエル-コレア ARTグランプリ 10.572
15 17 V.マルタンス MPモータースポーツ 11.439
16 24 J.ヒューズ カーリン 11.933
17 26 C.ウィリアムズ イェンツァー・モータースポーツ 12.290
18 15 O.ラスムッセン HWAレースラボ 13.688
19 22 A.コルデール カンポス・レーシング 13.773
20 18 C.コレ MPモータースポーツ 14.265
21 19 T.バン・デル・ヘルム MPモータースポーツ 14.524
22 27 J.ホガード イェンツァー・モータースポーツ 15.382
23 16 R.ヴィラゴメス HWAレースラボ 16.627
24 31 R.デ・ジェルス チャロウズ・レーシング・システム 17.133
25 28 F.ウグラン イェンツァー・モータースポーツ 18.036
26 10 J.クロフォード ハイテックGP 18.447
27 20 L.トーチ カンポス・レーシング 19.652
28 23 I.コーエン カーリン 1Lap
7 F.ベスティ ARTグランプリ DNF
25 J.エドガー カーリン DNF

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