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海外レース他 ニュース

投稿日: 2021.08.22 12:31
更新日: 2021.08.22 12:32

琢磨はトップを争うも6位。王者争いは混戦に【順位結果】インディカー第13戦ゲートウェイ決勝

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海外レース他 | 琢磨はトップを争うも6位。王者争いは混戦に【順位結果】インディカー第13戦ゲートウェイ決勝

 21日、ゲートウェイのワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイでNTTインディカー・シリーズ第13戦が開催。ショートオーバルで争われた決勝レースは、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が勝利し、今シーズン2勝目を挙げた。

 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、トップ争いに加わるも6位でレースを終えている。

 予選から約2時間半後、今季4回目のオーバルレースの決勝を迎えた。前戦をエンジントラブルでリタイアしたアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)は、エンジン交換で9グリッド降格。21番グリッドから決勝へと挑む

 日が沈んでいく中、260周のレースがスタート。1周目はパワーが先頭を守るも、ハータがプッシュし2周目のターン1でトップを奪う。

 3周目、エド・ジョーンズ(デイル・コイン)がスピンし、アウトサイドのグラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)を巻き込んでクラッシュ。早々にイエローコーションとなる。パロウは21番手グリッドから14番手にジャンプアップをみせる。

 13周目にリスタートを迎えたが、その直前にダルトン・ケレット(AJフォイト)がエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)に追突されスピンを喫し、再びイエローに。

 4つポジションを上げた佐藤琢磨だったが、スタートでペナルティを科され15番手にポジションダウンしてしまう。

 レースは16周目にリスタート。シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)がジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)と接触し、再びイエローコーションとなる。

 27周目にレースは再開。ハータがトップをキープ。アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)がマーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ)を交わし4番手に。

 レースは順調に周回を重ねていたが、56周目にカーペンターがスピンを喫し、ウォールにヒット。イエローコーションとなる。

 ピットレーンがオープンになるとほぼ全車がピットイン。ペンスキーがピット作業の早さを見せて、ニューガーデンとパワーがハータの前に出る。トップはステイアウトしたセバスチャン・ブルデー(AJフォイト)。

 65周目にグリーンフラッグ。しかし、リナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)がスピンし、前のスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)とパロウを巻き込むマルチクラッシュが発生。再びイエローコーションに。

 このタイミングでブルデーがピットインし、レースはニューガーデンがトップに立ち、77周目に再開する。ロッシがターン1でハータを交わし3番手に浮上。さらにパワーをオーバーテイクし2番手を奪う。

 14番手だったグロージャンは、オーバーテイクショーを披露。5台を交わし9番手にジャンプアップし、見事な学習能力を披露する。

 107周目、ハータがパワーを交わし3番手に。オワードもパワーをオーバーテイクしポジションをアップする。

 上位陣では、ロッシが131周目終わりでピットイン。翌周にオワードが続き、133周終わりでニューガーデン、ハータ、パワーもピットへ。

 ピット作業でパワーがポジションダウン。ニューガーデンはトップを守るも、137周目にハータがロッシを交わし実質2番手に。さらにニューガーデンをオーバーテイクしトップを奪う。

 141周目、アンダーカットが成功し5番手に浮上していた琢磨がロッシを交わして4番手に。

 トップを走るハータは184周目終わりでピットイン。琢磨も翌周ピットへと向かう。しかし、ハータは翌周にもピットイン。ドライブシャフトを壊しリタイアとなる。

 ニューガーデンは198周終わりでピットイン。オワードも続いていく。琢磨はアンダーカットを成功させニューガーデンとオワードの前に。

 201周目、ロッシが単独スピンを喫し、イエローコーションとなる。琢磨はこのタイミングでもう一度ピットイン。

 トップはニューガーデン、オワード、パワー、スコット・マクラフラン(チーム・ペンスキー)と続き、琢磨は6番手で211周目にリスタートへ。

 ニューガーデンはトップをキープするも残り10周をきってオワードがプッシュ。しかし、捉えきれずニューガーデンが王者争いに繋がる貴重な今季2勝目を飾った。

 オワードに2位に入りランキングトップに浮上。3位にパワー。琢磨はブルデーを交わせず6位でレースを終えた。

■NTTインディカー・シリーズ第13戦ゲートウェイ決勝レース結果

Pos. No. Driver Team Engine Laps SP
1 2 J.ニューガーデン チーム・ペンスキー C 260 3
2 5 P.オワード アロウ・マクラーレンSP C 260 5
3 12 W.パワー チーム・ペンスキー C 260 1
4 3 S.マクラフラン チーム・ペンスキー C 260 11
5 14 S.ブルデー A.J.フォイト・レーシング C 260 18
6 30 佐藤琢磨 レイホール・レターマン・ラニガン H 260 16
7 28 R.ハンター-レイ アンドレッティ・オートスポート H 260 13
8 22 S.パジェノー チーム・ペンスキー C 260 4
9 8 M.エリクソン チップ・ガナッシ H 260 6
10 60 J.ハーベイ メイヤー・シャンク・レーシング H 260 15
11 59 C.デイリー カーリン C 260 20
12 4 D.ケレット A.J.フォイト・レーシング C 260 24
13 48 T.カナーン チップ・ガナッシ H 260 17
14 51 R.グロージャン デイル・コイン・ウィズ・RWR H 259 14
15 29 J.ヒンチクリフ アンドレッティ・スタインブレナー・オートスポート H 243 19
16 7 F.ローゼンクヴィスト アロウ・マクラーレンSP C 211 10
17 27 A.ロッシ アンドレッティ・オートスポート H 200 7
18 26 C.ハータ アンドレッティ・オートスポート H 185 2
19 9 S.ディクソン チップ・ガナッシ H 100 8
20 10 A.パロウ チップ・ガナッシ H 64 21
21 21 R.ヴィーケイ エド・カーペンター・レーシング C 64 23
22 20 E.カーペンター エド・カーペンター・レーシング C 54 22
23 15 G.レイホール レイホール・レターマン・ラニガン H 4 9
24 18 E.ジョーンズ デイル・コイン・レーシング H 2 12

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