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海外レース他 ニュース

投稿日: 2021.09.05 02:10
更新日: 2021.09.05 02:26

アルピーヌ育成のマルタンスが優勝。岩佐歩夢は痛恨のリタイアに【FIA-F3第6戦オランダ レース2】

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海外レース他 | アルピーヌ育成のマルタンスが優勝。岩佐歩夢は痛恨のリタイアに【FIA-F3第6戦オランダ レース2】

 現地時間9月4日(土)、2021年FIA-F3第6戦オランダのレース2がザントフォールト・サーキットで開催され、ビクトール・マルタンス(MPモータースポーツ)が優勝。岩佐歩夢(ハイテックGP)はリタイアだった。

 レース2のスターティンググリッドはレース1のトップ12がリバースグリッドとなり、ポールポジションはイード・コーエン(カーリン)。2番手にクレモン・ノバラック(トライデント)、3番手はオリ・コルドウェル(プレマ・レーシング)、4番手にフレデリック・ベスティ(ARTグランプリ)、岩佐は10番手につける。

 天候は晴れ。気温19.4度、路面温度は31.3度のドライコンディションで規定周回数は24周、タイヤ交換義務はなし。日本時間1時15分にフォーメーションラップが開始された。

 ホールショットを奪ったのはノバラックで、首位に立つとコーエンをDRS圏外へと引き離すべくハイペースで走行。コーエンはベスティをブロックしながら前を追うことに。岩佐はふたつ順位を下げ12番手で1周目を完了、また全車リタイアやアクシデントなく2周目を迎えている。

 3周目、ロレンツォ・コロンボ(カンポス・レーシング)がクラッシュし早々にセーフティカー(SC)が導入されマージンがリセットされた。

 マシン回収が終了しレース再開となったのは6周目。ノバラック、コーエン、ベスティの順で加速をスタートし、各車ターン1を通過。しかし岩佐は接触があったかターン1でオーバーシュート、コース復帰するが大きく順位を落としてしまう。また4番手を走行していたビクトール・マルタンス(MPモータースポーツ)がベスティの攻略に成功し3番手へ浮上した。

 岩佐はマシンにダメージを抱えているようで、その後ピットインを繰り返すも回復が叶わず無念のリタイアとなっている。

 13周目、2番手コーエン、3番手マルタンス、4番手ベスティがそれぞれ0.4秒差以内に急接近。まずは14周目のホームストレートでマルタンスが2番手に浮上。コース上唯一の1分27秒台で首位ノバラックを追う。

 次の周にはターン1でベスティが3番手に浮上。後方からもコーエンをオリ・コルドウェル(プレマ・レーシング)、デニス・ハウガー(プレマ・レーシング)らが攻め立てる。

 そしてマルタンスはあっという間にノバラックを捉え、16周目のターン1で首位に躍り出る。ペースの良いマルタンスはノバラックとの差を確実に開き、勝利を盤石のものとしていく。

 チャンピオンシップリーダーのハウガーはこのレースでも手堅くポジションを上げ、18周目にはチームメイトのコルドウェルをターン1で抜き5番手まで上りつめ、翌周にはコーエンを抜き去り4番手となった。

 20周目、アムーリ・コルデール(カンポス・レーシング)がターン1進入でブレーキングするもリヤが流れ、そのままグラベルに直進。マシンがグラベルに捕まりコース復帰できずリタイア。マシン回収と安全確保のため、このレース2度目のSCが導入される。

 マルタンス、ノバラック、ベスティの順にレースは23周目からリスタート。コース全体で順位変動が起こるなか4番手まで順位を上げていたハウガーがターン3で後方からの接触により右リヤタイヤにダメージを負いポイント圏外に脱落してしまった。

 最後まで荒れたレースを制したのはマルタンスで今季初優勝。2位にノバラック、3位にはベスティが入っている。岩佐はリタイアだった。

  フィーチャーレース(決勝レース3)は日本時間9月5日(日)17時45分から行われる。

■FIA-F3第6戦オランダ レース2 暫定リザルト

Pos. No. Driver Team Time/Gap
1 17 V.マルタンス MPモータースポーツ 24Laps
2 5 C.ノバラック トライデント 0.396
3 7 F.ベスティ ARTグランプリ 2.025
4 18 C.コレ MPモータースポーツ 2.408
5 6 D.シューマッハー トライデント 3.897
6 3 O.コルドウェル プレマ・レーシング 5.102
7 2 A.ルクレール プレマ・レーシング 5.537
8 10 J.クロフォード ハイテックGP 6.765
9 14 M.ナニーニ HWAレースラボ 7.223
10 29 L.サージェント チャロウズ・レーシング・システム 7.790
11 24 K.フレデリック カーリン 8.353
12 28 F.ウグラン イェンツァー・モータースポーツ 10.117
13 15 O.ラスムッセン HWAレースラボ 10.184
14 16 R.ヴィラゴメス HWAレースラボ 10.936
15 8 A.スモリヤー ARTグランプリ 10.992
16 12 R.スタネ ハイテックGP 11.672
17 20 L.トーチ カンポス・レーシング 12.071
18 9 J.コレア ARTグランプリ 12.491
19 4 J.ドゥーハン トライデント 13.146
20 27 J.ホガード イェンツァー・モータースポーツ 13.312
21 31 Z.コバネク チャロウズ・レーシング・システム 13.622
22 19 T.バン・デル・ヘルム MPモータースポーツ 13.977
23 26 C.ウィリアムズ イェンツァー・モータースポーツ 14.041
24 30 H.イエニ チャロウズ・レーシング・システム 14.885
25 25 J.エドガー カーリン 22.135
26 23 I.コーエン カーリン 1Lap
27 1 D.ハウガー プレマ・レーシング 1Lap
22 A.コルデール カンポス・レーシング DNF
11 岩佐歩夢 ハイテックGP DNF
21 L.コロンボ カンポス・レーシング DNF

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