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海外レース他 ニュース

投稿日: 2021.09.20 12:54
更新日: 2021.09.20 12:55

レッドブルのリアム・ローソン、連続表彰台でランク首位に。優勝はウィットマンとアウアー/DTMアッセン

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海外レース他 | レッドブルのリアム・ローソン、連続表彰台でランク首位に。優勝はウィットマンとアウアー/DTMアッセン

 9月17〜19日、DTMドイツツーリングカー選手権の第6戦がオランダのTTサーキット・アッセンで開催され、土曜日のレース1ではマルコ・ウィットマン(ワーケンホルスト・モータースポーツ/BMW M6 GT3)、日曜日のレース2ではルーカス・アウアー(メルセデスAMG・チーム・ウィンワード/メルセデスAMG GT3)が優勝を飾った。

 ポイントランキングでは、アッセンで連続表彰台を獲得したリアム・ローソン(レッドブルAFコルセ/フェラーリ488 GT3 Evo)が、これまで首位だったケルビン・ファン・デル・リンデ(アプト・スポーツライン/アウディR8 LMS)を逆転し、トップに立っている。

 今大会ではゲストドライバーとして、ランボルギーニのファクトリードライバーでもあるミルコ・ボルトロッティがT3モータースポーツの63号車ウラカンGT3 Evoでエントリーした。

 土曜日のレース1予選ではローソンがポールポジションを獲得。僅差でウィットマンが続き、ゲストながらボルトロッティが3番手に食い込んだ。以下、マキシミリアン・ゲーツ(メルセデスAMG・チームHRT/メルセデスAMG GT3)、フィリップ・エリス(メルセデスAMG・チーム・ウィンワード/メルセデスAMG GT3)、クリスチャン・クリエン(JPモータースポーツ/マクラーレン720S GT3)と続くトップ6となった。

 決勝は通常どおり55分+1周。スタート時、いわゆる“インディ・スタイル”の隊列内で接触が起こったことで複数台のマシンがダメージを負い、いきなりセーフティカー(SC)が導入される展開となる。

レース1 スタートシーン
レース1 スタートシーン

 リスタートではローソンがトップ、そしてSC導入前にポジションアップしていたボルトロッティが2番手を守る。その後はトップ2台のバトルに発展するなか、ボルトロッティが易々とローソンをパスして首位に浮上した。

 ローソンは8周目にピットへ飛び込みアンダーカットを狙う。ボルトロッティのピットは翌周。この2台のポジションは変わらなかったが、ローソンよりも1ラップ前にピットインを済ませていたゲーツが実質のトップに浮上していた。

 その後、デブリのために再びSCが導入され、この時点でピットを済ませていなかった暫定トップのケルビンら3台は、勝負権を失ってしまう。

 このSCからのリスタート直後、集団のなかでボルトロッティはローソン、そしてウィットマンに先行を許し実質の4番手へと後退。ウィットマンは接触しながらローソンをパスして2番手に浮上する。

 勢いづくウィットマンは、ピットインを遅らせていた車両に行く手阻まれるゲーツの隙をついてトップへ立った。ローソン、ボルトロッティもゲーツをパスし、ウィットマンを追う展開となる。

 残り2周、ボルトロッティがローソンをオーバーテイクして2番手争いは決着。優勝は、接触による5秒のタイムペナルティを受けながらも終盤独走したウィットマンで、ゾルダーのレース2に続く今季2勝目を挙げた。

 2位にファステストラップ獲得のボルトロッティ、3位ローソン。4位以下はゲーツ、クリエン、シェルドン・ファン・デル・リンデ(ローヴェ・レーシング/BMW M6 GT3)というトップ6でレース1を終えた。このレース1終了時点でローソンがランキング1位、ウィットマンが2位へと浮上している。

ゲスト参戦し好走したミルコ・ボルトロッティ
ゲスト参戦し好走したミルコ・ボルトロッティ

リアム・ローソンのフェラーリ488 GT3 Evo
リアム・ローソンのフェラーリ488 GT3 Evo

トップチェッカーを受けるマルコ・ウィットマン
トップチェッカーを受けるマルコ・ウィットマン

■次のページへ:ウィットマンが驚異の粘りを見せポジションを死守


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