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海外レース他 ニュース

投稿日: 2021.12.23 06:15
更新日: 2021.12.22 19:03

南米発の新型『トヨタ・カローラGRスポーツTCR』が最初のテストを完了。現地法人代表もドライブ

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海外レース他 | 南米発の新型『トヨタ・カローラGRスポーツTCR』が最初のテストを完了。現地法人代表もドライブ

 アルゼンチンはコルドバ州北部アルタグラシアに位置するアウトドローモ・オスカー・カバレンで世界初公開された新型『トヨタ・カローラGRスポーツTCR(仮称)』が、無事に2日間のシェイクダウンテストを完了。人気ツーリングカー選手権、スーパーTC2000(STC2000)に参戦するTOYOTA GAZOO Racingアルゼンティーナ(TGRA)と、その母体であるトヨタ・アルゼンティーナが開発を担ったニューマシンは、地元法人の代表を務めるダニエル・エレーロの手でコースインし最初のラップを完了すると、その後はTGRAのエースであるマティアス・ロッシのドライブで精力的に周回を重ねている。

 WTCR世界ツーリングカー・カップを頂点に、ヨーロッパ、アジア、そしてサウスアメリカなど各地域のリージョン選手権や、日本を含む各国のTCR認可シリーズに参戦するべく、TCRを統括するWSCグループによるホモロゲーション登録作業の一環として、12月15日のシェイクダウンに続き同20日にもテストが実施された。

 2022年車両としての承認とカスタマーデリバリーを進めるべく、テストにはWSC技術部門の代表としてマッシモ・ガービンが同席するなか、まずはトヨタ・アルゼンチンの社長でありTOYOTA GAZOO Racingラテンアメリカ(TGRLA)の最高責任者であるエレーロが最初のドライブを担当。インスタレーションを経て、数周のフライングラップも敢行した。

「このカローラTCRの第一印象は素晴らしかった。マティアス(・ロッシ)が担当したテストプログラムは厳しいものだったが、結果はとてもポジティブだったよ。個人的にもエンジンレスポンスやコーナリングスピード、ブレーキングのすべてが気に入った。私自身、このクルマを運転した最初のドライバーであったことを誇りに思う。カローラには大きな可能性があると確信できたよ」と、その手応えを語ったエレーロ。

この新型TCRモデルは、テストを実施したアウトドローモ・オスカー・カバレンでお披露目された
直前にはアルゼンチン国内で人気のシルエット・ストックカー選手権“ACTCツーリスモ・カレテッラ”向けの新型モデルラウンチにも出席したマティアス・ロッシ

■世界中のトラックで「多くのカローラTCRがレースをするようになるだろう」


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