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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.01.17 15:10
更新日: 2022.01.17 15:24

ロバート・ウィケンスがレース復帰へ。大事故から3年、IMSAシリーズへのフル参戦が決定

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海外レース他 | ロバート・ウィケンスがレース復帰へ。大事故から3年、IMSAシリーズへのフル参戦が決定

 2018年のインディカー・シリーズ第14戦ポコノで大クラッシュを喫し脊椎損傷の怪我を負ったロバート・ウィケンスが、事故から3年と5カ月ぶりにレースに復帰することが発表された。

 ポコノ・レースウェイで行われたレースに当時、シュミット・ピーターソンから参戦していたウィケンス。彼は7周目にライアン・ハンター-レイ(当時アンドレッティ・オートスポート)とサイド・バイ・サイドの状態で接触し、直後にスピン状態でハンター-レイの車体に乗り上げマシンごと空中に投げ出された。ウィケンスのマシンはそのままマシンはキャッチフェンスを直撃。空中で激しく回転する大クラッシュとなった。

 この事故によってウィケンスは腰から下が麻痺によって動かせなくなったが、不屈の精神でサーキットに戻ってくる。32歳のカナダ人ドライバーは今年、ブラインアン・ハータ・オートスポーツの一員として2022年のIMSAミシュラン・パイロット・チャレンジにフル参戦し、同チームが走らせる33号車ヒュンダイ・エラントラN TCRをドライブすることが決まった。

 IMSAが運営する耐久シリーズのひとつである同選手権は、1月27~30日に行われる第1戦デイトナで2022年シーズンが開幕する。シーズンカレンダーにはウィケンスにとって母国戦となる、カナディアンタイヤ・モータースポーツパーク(モスポート)での1戦も7月1~3日に予定されている。

 ウィケンスは、6台体制となったブライアン・ハータ・オートスポーツのTCRラインアップの一部として最近指名された、同じカナダ人のマーク・ウィルキンスとクルマを共有する。これに先立ち、元インディカードライバーは2021年5月にミド・オハイオで同チームのヒュンダイ・ヴェロスターN TCRのステアリングを握り、事故以来初めてレーシングカーをドライブした。

 テスト終了後、ウィケンスはコクピットに戻ったときに「たくさんの感情」があったと語り、モータースポーツへの復帰を望んでいると明かした。

「僕はこの瞬間のことを考え、夢見ながら多くの夜を過ごしてきた。ブラインアン・ハータ・オートスポーツのサポートによって、そのすべてが現実のものになりつつある」と彼は述べた。

「僕はあの事故以前よりも、ふたたび勝利のために戦うことに対してハングリーになっている。ブライアン・ハータ・オートスポーツのチームに溶け込み、ヒュンダイ・エラントラN TCRを初めて味わうことを本当に楽しみしているんだ」

ロバート・ウィケンス(左)とブライアン・ハータ(右)
ロバート・ウィケンス(左)とブライアン・ハータ(右)

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この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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