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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.01.21 12:37
更新日: 2022.01.21 12:39

Gen3規定マスタング&カマロZL1が2022年初テスト。シリーズは“国際戦”復活を模索/RSC

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海外レース他 | Gen3規定マスタング&カマロZL1が2022年初テスト。シリーズは“国際戦”復活を模索/RSC

 オーストラリア大陸を代表するツーリングカー選手権、RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップで、2023年より正式導入がアナウンスされている新車両規定“Gen3”を採用する『フォード・マスタング・スーパーカー』と『シボレー・カマロZL1スーパーカー』が、年明け2022年の初テストを実施。イプスウィッチに位置するクイーンズランド・レースウェイで、各陣営のレギュラードライバーたちがステアリングを握った。

 また、昨年末にシリーズの新CEOに就任したシェーン・ハワードは、この新しいGen3規定に関連する「国際戦略」の一環として、オーストラリア国外で実施する“インターナショナル戦”をカレンダーに復活させる計画を表明している。

 2021年最終戦となった『バサースト1000』で初お披露目された各新車両規定モデルが、年明けすぐとなる1月第3週にクイーンズランド州へと運び込まれた。

 このテストでステアリングを握ったのは各陣営2名の計4名で、フォード陣営からはホモロゲーション登録チームとして『フォード・マスタング・スーパーカー』の開発を担当するディック・ジョンソン・レーシング(DJR)からウィル・デイビソンが、マット・ストーン・レーシング(MSR)よりゼイン・ゴダードが参加。

 一方、これまで長年に渡ってシリーズの伝統を守り、2023年からは同じくGM(ゼネラルモータース)傘下、シボレー・ブランドにその歴史を引き継ぐホールデン陣営からは、ファクトリーチームであるトリプルエイト・レースエンジニアリングで、新王者“SVG”ことシェーン-ヴァン・ギズバーゲンの新たな僚友を務める新鋭ブロック・フィーニーと、2021年シリーズ初優勝を達成したエレバス・モータースポーツのウィル・ブラウンが『シボレー・カマロZL1スーパーカー』をシェアした。

 この2台はマウント・パノラマ・サーキットでの披露時より、サスペンションを中心にあらゆるメカニカル・コンポーネントのアップデートを受けており、今回のテストではオイルタンクとアンチロールバーの確認に焦点が当てられた。

「クルマのコンポーネントのいくつかはコントロール部品として制御される予定であり、オイルタンクもそれらのうちのひとつだ」と語るのは、主にホールデン系のエンジンチューナーとしてシリーズに携わってきたクレイグステッド・レース・エンジンズ社代表のクレイグ・ヘイステッド。

2021年最終戦となった12月の『バサースト1000』で初お披露目された各新車両規定モデル
フォード陣営からは、DJRのウィル・デイビソンとMSRのゼイン・ゴダードが参加した
「Gen3規定マシンの感触を知るだけでなく、DJRの仕事ぶりを学べたのも大きい」と、MSRのゴダード

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