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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.02.27 05:24
更新日: 2022.02.27 05:27

インディカー開幕戦予選:2年目のマクラフランが好アタックで初ポールを奪取

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海外レース他 | インディカー開幕戦予選:2年目のマクラフランが好アタックで初ポールを奪取

 セント・ピーターズバーグで行われているNTTインディカー・シリーズ開幕戦。26日に行われた予選は、チーム・ペンスキーのスコット・マクラフランがフル参戦2年目で初のポールポジションを獲得した。

 佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシング)は、Q1を突破できず22番手からインディカー参戦200戦目に挑む。

 セント・ピーターズバーグで開幕を迎えた2022年のインディカー。26日9時から行われたプラクティス2は、スコット・マクラフランが59秒7342とひとり59秒台に突入しトップタイムを記録。

 前日も2番手のコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)、そして好調のシモン・パジェノー(メイヤー・シャンク・レーシング)が3番手と続いた。

 佐藤琢磨は、ロマン・グロージャン(アンドレッティ・オートスポート)に追突されるアクシデントで23番手。12周しか走行できず予選に不安を残すプラクティス走行となる。

 予選は12時半からスタート。予選Q1は、ふたつのグループに分かれて行われ6台ずつが予選Q2に進出する。

 グループ1は、ハータが59秒4662とタイムを更新しトップ通過。グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン)が2番手、リナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)が3番手。ルーキーのカイル・カークウッド(AJフォイト)が5番手とデビュー戦でQ2進出を果たした。

コルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)
コルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)

2021年のインディライツチャンピオン、カイル・カークウッド
2021年のインディライツチャンピオン、カイル・カークウッド

 グループ2は、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が59秒3929とトップ通過。マクラフラン、グロージャン、パジェノーとプラクティスで好調のドライバーが続き、朝のプラクティス走行時にターン9で激しいクラッシュを喫したアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)も6番手とQ2進出を果たす。

 グループ2に登場した佐藤琢磨は、1分を切れず11番手でQ1敗退と言う結果となった。

 12台で争う予選Q2。ブラックタイヤで走行した前半はパワーがトップ。残り4分を切ると各車レッドに履き替え再アタックへ向かう。

 タイムが次々と更新される中、ここでもパワーが速さを見せ59秒3466でトップ通過。ハータも59秒4051で2番手。マクラフラン、グロージャン、パジェノーと続き、ファスト6最後の椅子はヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)が奪取。

 スコット・ディクソン、マーカス・エリクソンは7、8番手、パロウも10番手とチップ・ガナッシ勢はファスト6進出を逃してしまう。

赤いカラーリングのマシンとなったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)
赤いカラーリングのマシンとなったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)

ロマン・グロージャン(アンドレッティ・オートスポート)
ロマン・グロージャン(アンドレッティ・オートスポート)

 ポールポジションを6台で争う予選Q3ファイアストン・ファスト6。まずはグロージャンがトップに立ち、各車タイヤを替え再びアタックへ。

 59秒7104を記録したハータがグロージャンのタイムを更新。しかし、すぐにパワーが59秒6847でトップを奪取。ハータは連続でアタックにいくもタイムを更新できない。

 パワーは59秒6058とさらにタイムを更新。このままポール獲得と思われたが、最後にマクラフランが素晴らしいアタックを見せ59秒4821を記録。フル参戦2年目で自身初のポールポジションを獲得した。

スコット・マクラフラン(チーム・ペンスキー)
スコット・マクラフラン(チーム・ペンスキー)

「予選が大好きだよ。すべてをうまく繋げなくてはならないからね。ベン・ブレッツマンと一緒にうまく働いているよ。クルマは驚異的で、みんなをとても誇りに思っている。自信を持っているし、とても幸せだね」

「後ろからスタートするのは嫌いなんだ。僕にとって新しいことになった。フロントからスタートして、ファーストコーナーに入っていく。目の前のドライバーがブレーキをかけるのを見慣れているので、バカみたいにオーバーシュートしないよう気を付けないとね。明日が待ちきれないし、よりビッグになるだろう」とマクラフラン。

 2021年は、インディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで開催されたGMRグランプリの5番手スタートがベストグリッドだったが、2022年の開幕戦で大きく更新することとなった。このままポールポジションから初勝利となるだろうか?

 セント・ピーターズバーグでは過去9度のポールを獲得しているパワー。逆転でポールを奪われたことに「2度のいいラップだった。最初のラップはもっとうまくできたはずだよ。バックストレートで小さなミスを犯してしまった。スコットはそれを最大限に活用したね。まとまったラップだった」と振り返っている。


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