セント・ピーターズバーグで開幕戦が行われている2022年のNTTインディカー・シリーズ。デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシングに移籍して初めてのレースに挑む佐藤琢磨は、予選22番手も決勝での巻き返しを期待している。
予選日の26日9時から行われたプラクティス走行2回目。各車スローダウンしている場面で佐藤琢磨は、後ろからロマン・グロージャン（アンドレッティ・オートスポート）に追突されてしまう。
このアクシデントで満足に走行することができず、予選に挑むこととなった。
予選Q1グループ2に登場した琢磨。ブラックタイヤで挑んだ最初のアタックは6、7番手といいタイムを残し、レッドタイヤへ履き替え再びアタックへ。
いいラップを刻んでいたが、前のマシンに妨害されるかたちとなりクリーンラップでのアタックはできなかった。11番手でセッションを終えた琢磨はQ1敗退となり、予選22番手から決勝へと挑む。
「デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRとともに戦った今日の予選は厳しい結果に終わりました。これが残念なリザルトであることは明らかです。今朝のプラクティスでは、誰かに追突された影響で走行を終了しなければならず、このためレッドタイヤを履くことができず、苦しい展開となりました」
「予選でレッドタイヤを装着した際のバランスは必ずしも完璧ではありませんでした。しかも、アタック中にほかのドライバーによってブロックされたため、コンマ数秒をロスしました。この時点で、僕たちの予選はゲームオーバーとなります」
「ただし、僕たちには素晴らしいレースカーがあるので、ウォームアップで速さに磨きをかけ、最初のレースはいいペースで駆け抜けられることを期待しています」と琢磨はリリースでコメント。
インディカー参戦200戦目となる記念のレース。決勝ではどんな走りをみせてくれるだろうか？
