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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.03.09 20:18
更新日: 2022.03.09 20:21

リンク&コーがビョークとウルティアの残留に続き、若き王者と帝王の継続も発表。全5台体制に/WTCR

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海外レース他 | リンク&コーがビョークとウルティアの残留に続き、若き王者と帝王の継続も発表。全5台体制に/WTCR

 WTCR世界ツーリングカー・カップのチャンピオンチームとして、新たに地元中国出身のF1経験者マ・キンファの起用を発表していたリンク&コー・シアン・レーシングは、3月第1週に改めて2017年にWTCC世界ツーリングカー選手権“最後のシリーズチャンピオン”に輝いたテッド・ビョークと、南米出身の若きタイトル候補、サンティアゴ・ウルティアの残留を発表。さらにその翌週には、史上最年少王者獲得から連覇を果たしたヤン・エルラシェールと、その王者の叔父でもある“帝王”イヴァン・ミューラーの継続起用もアナウンスし、2022年は全5台体制に拡充することが決定した。

 エントリー名を変化させた2台ずつの『リンク&コー03 TCR』を投入し、実質的な4台体制を敷いてきたシアン・レーシングだが、北欧スウェーデンに拠点を置くチームは吉利汽車(ジーリー)傘下となったボルボの体制を引き継ぐかたちで、近年はツーリングカーの世界戦で中国製マニュファクチャラーのファクトリーチーム運営を担ってきた。

 そのシアン・レーシングと長きに渡って関係を築いてきたビョークは、2021年の厳しいシーズンを終えランキング9位となった後、11年目を迎えるチームとの新年度に向け「逆襲を期す」との決意を口にした。

「僕が世界で最高のひとつと見なしているチームのために、引き続きレースを戦えるのは素晴らしいことだ。そして僕らは最高の状態を維持し続けるため、必要なすべての条件を備えている」と続けたビョーク。

「さらにサンティ(ウルティアの愛称)との協力を継続できることも非常にうれしく思う。我々は素晴らしい関係を築いており、お互いに強みも弱みも知っている。そして新たにマ・キンファを迎え入れるのもチームの強みになるだろう。彼は多くの経験を積んでおり、一緒に働くことを楽しみにしているよ」

 一方、このシアン・レーシングでのWTCRデビューから3年目を迎えるウルティアは「2021年のランク5位を上回る戦績を目指す」との意気込みを語った。

「こうしてリンク&コー・シアン・レーシングの一員として、WTCRに戻り一緒にレースを戦うことができ、とてもうれしくて光栄に思うよ」と語ったウルグアイ出身で現在25歳のウルティア。

「3年連続で最高のチームに戻ることができて光栄だし、チームメイトとしてテッドとともにレースを続け、さらにマ・キンファをチームに迎えることもうれしく思う。今年の目標は勝利であり、僕自身チームのために最善を尽くすつもりだ」

■次のページへ:最高のドライバーを擁することは「WTCRのタイトルを守るための強みであり、必要なこと」

3月第1週にテッド・ビョーク(奥)とサンティアゴ・ウルティアの残留が発表され、去就が注目されていた”帝王”イヴァン・ミューラーも、現役続行が決まった
昨季のハンガリー戦では勝利も飾った元シングルシーター乗りのサンティアゴ・ウルティア


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