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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.03.21 04:29
更新日: 2022.03.21 04:31

ニューガーデンが最終ターンで逆転勝利【順位結果】インディカー第2戦テキサス決勝

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海外レース他 | ニューガーデンが最終ターンで逆転勝利【順位結果】インディカー第2戦テキサス決勝

 テキサス・モータースピードウェイで開催されたNTTインディカー・シリーズ第2戦。20日に行われた決勝レースは、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)がラストラップの最終ターンでチームメイトのスコット・マクラフランを交わし勝利を飾った。

 予選3番手からスタートした佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシング)は、序盤トップを争うもルーキーのデブリン・デフランチェスコ(アンドレッティ・スタインブレナー)に当てられクラッシュ。マシンを修復するもリタイアに終わっている。

 フェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP)を先頭に248周のレースが幕を開ける。2番手のスコット・マクラフランは積極的に仕掛け2周目でトップに立つ。

 佐藤琢磨はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、エリオ・カストロネベス(メイヤー・シャンク・レーシング)に抜かれ5番手に下がるも、4周目にカストロネベスを交わしポジションをアップ。さらに7周目にパワーを交わし、3番手を取りもどし前の2台を追いかける。

 12周目、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)がスローダウンし、このレース最初のイエローコーションとなる。

 17周目にレースが再開すると、トップを走るマクラフランは徐々にペースをアップし2番手との差を広げ始める。

 57周目に琢磨はローゼンクヴィストを交わし2番手。その周でマクラフラン、ローゼンクヴィストは最初のピットインを行う。琢磨は、62周を走行してピットイン。しかし、チームメイトのデイビッド・マルーカスと重なってしまいタイムロス。優勝争いから一転、後方に下がってしまった。

 70周目、トップに立ったマクラフランは琢磨が後退したことで、2番手のジョセフ・ニューガーデンに12秒差と大きくリードする。3番手にローゼンクヴィストを交わしたパト・オワード(アロウ・マクラーレンSP)、ローゼンクヴィスト、コルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)と続く。

 99周目、デブリン・デフランチェスコに押し出された琢磨がウォールに接触。2回目のイエローコーションとなる。

 ピットレーンがオープンになると各車2度目のピットインへ。上位を争っていたアロウ・マクラーレンSPにピットミスが続きローゼンクヴィスト、オワードは後退。

 マクラフラン、ニューガーデン、パワー、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)、マーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ)の順でレースは114周目にリスタートを迎える。

 しかし、カイル・カークウッド(AJフォイト)が単独スピンを喫しクラッシュ。再びイエローコーションとなる。

 コーションのままハーフウェイを超え、129周目にリスタートを迎えるも、インに飛び込んだデフランチェスコがグラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン)と接触しスピン。カストロネベスを巻き込む多重クラッシュに。

 リスタートは150周目。151周目にニューガーデンがトップに。6番手からアップしてきたリナス・ヴィーケイがパワーを交わすと、153周目にマクラフランと共にニューガーデンをオーバーテイクし2番手に。ニューガーデンは5番手まで下がってしまう。

 159周目、ヴィーケイがマクラフランを交わしてトップを奪取。勢いが良すぎたのかヴィーケイは急にペースを落とすと、パワーがヴィーケイとマクラフランを一気に交わしトップに浮上する。

 ヴィーケイは187周目にピットイン。マクラフランは191周でピットへ。パワーも翌周ピットイン。ディクソンは194周目、トップのエリクソンは195周目にピットイン。ホンダ勢のほうが燃費はやや分があるようだ。

 勝負のラストスティント。序盤のトップオフ組がピットインを終えると、トップはマクラフラン。ニューガーデン、ヴィーケイ、エリクソン、パワーの順でディクソンは遅い車に引っ掛かり9番手に後退。

 トップをキープするマクラフランが2連勝と思われたが、ニューガーデンが残り1周でトラフィックに捕まったマクラフランをターン3で捉えると、最終ターンでアウトサイドからオーバーテイク。大逆転でニューガーデンが今季初優勝を飾った。

 3位にエリクソン、4位にパワー、5位にディクソン。インディカーでの初オーバル戦だったジミー・ジョンソン(チップ・ガナッシ)は6位と躍進。アレックス・パロウが7位に入り、上位はペンスキーとガナッシが独占する結果となった。

■2022NTTインディカー・シリーズ第2戦テキサス決勝レース結果

Pos. No. Driver Team Engine Laps SP
1 2 J.ニューガーデン チーム・ペンスキー C 248 7
2 3 S.マクラフラン チーム・ペンスキー C 248 2
3 8 M.エリクソン チップ・ガナッシ H 248 14
4 12 W.パワー チーム・ペンスキー C 248 4
5 9 S.ディクソン チップ・ガナッシ H 248 5
6 48 J.ジョンソン チップ・ガナッシ H 248 18
7 10 A.パロウ チップ・ガナッシ H 248 11
8 60 S.パジェノー メイヤー・シャンク・レーシング H 248 15
9 45 S.フェルッチ レイホール・レターマン・ラニガン H 248 27
10 21 R.ヴィーケイ エド・カーペンター・レーシング C 248 8
11 18 D.マルーカス デイル・コイン・ウィズ・HMD H 248 19
12 26 C.ハータ アンドレッティ・オートスポート H 247 9
13 33 E.カーペンター エド・カーペンター・レーシング C 247 21
14 11 JR.ヒルデブランド A.J.フォイト・レーシング C 247 25
15 5 P.オワード アロウ・マクラーレンSP C 247 10
16 77 C.アイロット フンコス・ホーリンガー・レーシング C 247 20
17 4 D.ケレット A.J.フォイト・レーシング C 246 22
18 20 C.デイリー エド・カーペンター・レーシング C 245 16
19 30 C.ルンガー レイホール・レターマン・ラニガン H 233 24
20 51 佐藤琢磨 デイル・コイン・ウィズ・RWR H 140 3
21 7 F.ローゼンクヴィスト アロウ・マクラーレンSP C 138 1
22 15 G.レイホール レイホール・レターマン・ラニガン H 128 26
23 6 H.カストロネベス メイヤー・シャンク・レーシング H 128 06
24 29 D.デフランチェスコ アンドレッティ・スタインブレナー H 128 17
25 14 K.カークウッド A.J.フォイト・レーシング C 113 23
26 28 R.グロージャン アンドレッティ・オートスポート H 103 13
27 27 A.ロッシ アンドレッティ・オートスポート H 11 12

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