WTCR世界ツーリングカー・カップ経験者であるアンドレアスとジェシカのバックマン兄妹のうち、兄のアンドレアス新規加入を発表しているレストラップ・レーシングは、若きエースとしてチームを牽引してきた23歳のオリバー・セーデルシュトレームの残留をアナウンス。また、昨季もタイトルを争ったブリンク・モータースポーツのトビアス・ブリンクも、新たに契約を結んだヒューゴ・ネルマンとともに第2世代アウディRS3 LMSをドライブすることが決まり、今季はさらに2台の新世代アウディが、新規参戦チーム・オートラウンジ・レーシングからSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権に登場する。
2021年はランキング総合4位でフィニッシュし、今季はチームと4年目のシーズンを迎えるセーデルシュトレームだが、2022年に向け「僕はタイトルを目指している。それは僕やチームにとって次の論理的なステップなんだ」と改めて意気込みを語った。
「昨年は浮き沈みのあったシーズンだったけど、今季に向けどこを改善する必要があるかを知っている。それは明らかに前向きなことだと思う。今は本当に高いモチベーションを感じているし、新しいレベルでタイトルに挑戦するためパズルのピースが揃ったと感じているよ」
ロブ・ハフのチームメイトとして彼のタイトル獲得をアシストした当時から、つねにフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRを走らせてきたセーデルシュトレームだが、チームはすでに4年間にわたり使用した同車から、2022年は新たなモデルへのスイッチを計画している。
「昨年、いくつかのトラックでは古いマシンと格闘する羽目になったから、新しいクルマは僕らにとって本当に後押しになるだろうね」と続けたセーデルシュトレーム。
「もちろん、新しい車両に切り替えるときには追加の課題があるだろう。しかし、昨年は予選とストレートで多くの苦労を経験した。今年はそれを繰り返すべきではないよね。ニューマシンの発表を前に、僕自身も本当にワクワクしているよ」
チーム共同創業者のフレデリック・レストラップも「オリバーは2022年に向け強化されたプログラムに賛同し、チーム全体が今季のタイトル獲得に向け意欲を燃やしている」と、決意を新たにした。
「オリバーがアンドレアス・バックマンとのラインアップに加わったことをうれしく思う。今季のチャンピオンシップで最も強力なドライバー陣容のひとつであると確信しているよ。我々は本当に厳しい競争レベルに直面していて、ドライバー個人の高いパフォーマンスが必要になるはずだ」