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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.04.22 11:20
更新日: 2022.04.22 17:50

名門ギャリー・ロジャースのプジョー308が“聖地”マウントパノラマで2勝/TCRオーストラリア第3戦

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海外レース他 | 名門ギャリー・ロジャースのプジョー308が“聖地”マウントパノラマで2勝/TCRオーストラリア第3戦

 4月15~17日に“聖地”バサーストで開催された2022年TCRオーストラリア・シリーズ第3戦は、名門ギャリー・ロジャース・モータースポーツから参戦するアーロン・キャメロン(プジョー・スポール・GRMチーム・バルボリン/プジョー308 TCR)が、オープニングと最終ヒートを制してマウントパノラマ2勝を獲得。今季デビューの新鋭ベイリー・スウィーニー(HMOカスタマーレーシング/ヒョンデ[旧ヒュンダイ]i30 N TCR)も、レース2でシリーズ初優勝を挙げている。

 先月の第2戦フィリップアイランドでは、長年RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップで活躍したファビアン・クルサード(スタン・スポーツ・ウォール・レーシング/FK8型ホンダ・シビック・タイプR TCR)がTCR初優勝からの連勝を飾り、この第3戦に向け参戦契約の延長に合意していた。

 しかし本人は同イベント直前にCOVID-19の検査で陽性となり、チームは急遽の代役起用に奔走。結果、現役RSCドライバーのティム・スレイドがシビック・タイプRを引き継ぐこととなった。

 また開幕2戦を欠場していたルーク・キングも、このラウンドからのシリーズ復帰を表明し、新たにダッシュスポーツのヒョンデi30 N TCRをドライブすることをアナウンスした。

 そうしたレース直前の変更劇はドライバーだけに留まらず、週末最初のプラクティス1では開幕戦、第2戦ともに予選ポールポジションから2戦連続オープニングヒートのポール・トゥ・ウインを決めていたジェイ・ハンソン(AWC MPCレーシング/アウディRS3 LMS)が、ウォームアップラップ中に“The Cutting”への進入でクラッシュ。

 このアクシデントで彼の第2世代アウディは大破し、週末はメルボルン・パフォーマンス・センター(MPC)の持つスペアカー、初代RS3 LMSに切り替える事態となった。

「まさにアウトラップの1周目だった。まだタイヤの温度が上がってきている段階でレフトハンダーのターン3に差し掛かると、完全にリヤのコントロールを失ったんだ」と、状況を説明した今季2勝のハンソン。

「あの場所でそんな事態が起きたら、あとはどうなるか分かるだろう? できるだけ多くの周回を重ね、新車を習得しようとしていたから本当に残念だ。ダメージは確実に修復可能だと思うが、しばらく時間が掛かるだろう」と続けるハンソン。

「MPCで一生懸命に働いているメンバーには申し訳ないが、僕は恵まれていた。旧世代とはいえ、同じ週末に利用可能なスペアカーを持っているチームは、そう多くはないからね」

■次のページへ:プジョー勢がワン・ツー・スリー・フィニッシュを達成

開幕戦、第2戦ともに予選ポールポジションから2戦連続オープニングヒートのポール・トゥ・ウインを決めていたジェイ・ハンソン(AWC MPC Racing/アウディRS3 LMS)が、ウォームアップラップ中に“The Cutting”への進入でクラッシュ
欠場のファビアン・クルサード(Stan Sport Wall Racing/FK8型ホンダ・シビック・タイプR TCR)に代わり、ティム・スレイドがシビック・タイプRを引き継いだ
レース1で2位ベン・バルグワナ(Burson Auto Parts Racing/プジョー308 TCR)と、3位にディラン・オキーフ(Schaeffler GRM/プジョー308 TCR)が入り、プジョーが1-2-3フィニッシュを飾る結果となった


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