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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.05.10 12:59
更新日: 2022.05.10 18:13

ジロラミ&グエリエリのホンダ・デュオが1-2達成。移籍のアズコナも初優勝/WTCR開幕戦ポー市街地

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海外レース他 | ジロラミ&グエリエリのホンダ・デュオが1-2達成。移籍のアズコナも初優勝/WTCR開幕戦ポー市街地

 WTCR世界ツーリングカー・カップの2022年シーズンが開幕。5月7~8日にフランスのポー市街地で開催された第1戦では、引き続きネストール・ジロラミ、エステバン・グエリエリ(FK8型ホンダ・シビック・タイプR TCR)の“アルゼンチン・エクスプレス”を擁したALL-INKL.COM・ミュニッヒ・モータースポーツがポール・トゥ・ウインでのワン・ツー・フィニッシュを達成。続くレース2は、今季よりヒョンデ移籍を決めたミケル・アズコナ(ヒョンデ・エラントラN TCR)が、BRCヒョンデN・スクアドラ・コルセとの初戦で勝利を飾っている。

 WTCRでは初開催となる伝統的ストリートコースでの開幕戦を前にして、このTCR規定を統括するWSCグループは新たなテクニカルアドバイザーを招聘。昨季までヒョンデ・モータースポーツ代表を務めたアンドレア・アダモがWSC技術部門と協力し、TCRのみならず電動シリーズのETCRに向けても、導入可能な新しいテクノロジーについて豊富な経験を元に進言を行うことになった。

「モータースポーツのキャリアで新しいチャプター(章)を開くことに興奮している。私はマルチェロ(・ロッティ/WSC代表)とプロとしても個人的にも、長年にわたり非常に良好な関係を築いてきた。機会があればすぐに彼のチームに参加するのは当然で、今回の依頼もまったく躊躇しなかったさ」と意欲を見せたアダモ。

 同じく開幕まで数週間の段階で「このクプラ・レオン・コンペティションTCRが、おそらく最後の内燃機関搭載レースカーになるだろう」と明かしたクプラ・レーシングに対し、その他のマニュファクチャラーとの可能性を探って来たゼングー・モータースポーツだが、ほぼ時間切れの状況から、最終的に4台から2台体制に縮小する形で今季のプログラム継続をアナウンス。そのレースシートにはロブ・ハフとダニエル・ナジーを据えた。

 こうして17台の年間エントリーが確定して迎えたポー市街地は、プラクティスからリンク&コーCo 03 TCRが速さを見せ、サンティアゴ・ウルティア(シアン・パフォーマンス・リンコ&コー/リンク&コー03 TCR)が連続トップタイムをマーク。FP1では王者ヤン・エルラシェール(シアン・レーシング・リンク&コー/リンク&コー03 TCR)も2番手に続くなど、今季も盤石の体制作りを伺わせた。

ヒョンデやクプラ陣営で体制縮小があったものの、2022年も全17台の年間エントリーが確定した
昨季までヒョンデ・モータースポーツ代表を務めたアンドレア・アダモがWSC技術部門と協力し、新たなテクニカルアドバイザーに就任
2021年にゼングー加入のロブ・ハフ。「土壇場の決定で開幕が難しい局面になることは理解していたが、僕らに出来ないことは何もない」

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