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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.07.11 17:05
更新日: 2022.12.29 22:02

ヒョンデ所属のヌービル&ミケリスが愛機を初体験「僕らはお互い、すぐに限界に近づけた」

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海外レース他 | ヒョンデ所属のヌービル&ミケリスが愛機を初体験「僕らはお互い、すぐに限界に近づけた」

 ベルギーのゾルダーで7月9~10日に開催されたFIA ETCRことeツーリングカー・ワールドカップ第4戦にて、シリーズに参戦するヒョンデ・モータースポーツが『スペシャル・デモンストレーション』として電動化技術のショーケース・イベントを実施。WRC世界ラリー選手権でエースを務める地元出身ティエリー・ヌービルと、WTCR世界ツーリングカー・カップ2019年王者ノルベルト・ミケリスが、お互いの愛機であるハイブリッド・ラリーカー『ヒョンデi20 Nラリー1』と、フル電動ツーリングカー『ヒョンデ・ヴェロスターN ETCR』のクロスカテゴリー・ドライブを楽しんだ。

 レースウイーク土曜午後にスケジュールされた同イベントでは、まずミケリスがヒョンデi20 N ラリー1の運転席に乗り込み、ベルギーが産んだWRC界のスターをコドライバーズシートに伴い、1周4.010kmのトラックへ。その後、同様にヌービルがEVツーリングカーのステアリングを握り、今季よりシリーズを戦うミケリスのレッスンでサーキットを周回した。

「イベント開催の発表以来、この日が来るのを楽しみにしていた。ラリーカーに乗るのも初めてだし、ティエリーの隣に座ったのも最高の経験だった」と、ショーの最後にはヌービルのサイドシートで、ドライバー、マシンともに現代WRC最高峰の“フルパフォーマンス”を体感したミケリス。

「ヒョンデi20 Nラリー1は素晴らしいフィーリングだった。それに彼のアドバイスにより、的確な感触を得てすぐに自信を築くこともできたよ。これほど楽しいのはいつ以来か、思い出せないくらいだね!」と笑顔のミケリス。

「BEV車両のヴェロスターN ETCRと比較しても大きな違いがある。当然、よりスライドを許容するし、ハイブリッドシステムが機能しているのを感じることもできる。それはとてもユニークで、クルマがもたらすパワーと加速力がとてつもないんだ」

 一方で“専門家”ミケリスのコーチングのもと、自身初のフル電動車両をドライブしたヌービルも、その感触と性能に「なんて素晴らしい経験だろう」と興奮を抑え切れない様子だった。

ハイブリッド・ラリーカー『ヒョンデi20 Nラリー1』と、フル電動ツーリングカー『ヒョンデ・ヴェロスターN ETCR』のクロスカテゴリー・ドライブが実現した
ハイブリッド・ラリーカー『ヒョンデi20 Nラリー1』と、フル電動ツーリングカー『ヒョンデ・ヴェロスターN ETCR』のクロスカテゴリー・ドライブが実現した
自身初のラリーカーとなったノルベルト・ミケリスは、ティエリー・ヌービルのアドバイスを受けながらコースへ
自身初のラリーカーとなったノルベルト・ミケリスは、ティエリー・ヌービルのアドバイスを受けながらコースへ
両車のクォーターウインドウには、きっちりとふたりのネームが入れられた
両車のクォーターウインドウには、きっちりとふたりのネームが入れられた

■次のページへ:“フットブレーキだけ”の感覚も楽しんだヌービル


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