更新日: 2017.01.19 17:44
STCC:TCR規定採用の新シーズンに向け、セアトやアウディのデリバリー開始
昨年まで独自規定を採用してきたSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権が、2017年シーズンからTCR規定を採用するにあたって、各陣営が続々と新体制を構築。それに伴い、新型TCRマシンのデリバリーも開始されている。
例年シリーズの1戦が開催されるクヌットストープ近郊に居を構え、ラリークロス・ノルディックを中心に活動してたブリンク・モータースポーツは、新たにSTCCへの参入を発表。昨年末に発表された新型アウディRS3 LMSを2台投入すると明らかにした。
チーム代表を務め、自身もドライバーとしてキャリアを重ねてきたテッド・ブリンクは、今回の新規参戦にあたり「TCR規定とSTCCのコンセプトを信じている」と語った。
「我々のチームを新しいレベルに引き上げる素晴らしいチャレンジになる。STCCを戦うビッグチームに挑戦する準備はできているし、冬の間はこの目標を実現するため努力を重ねてきた。2017年にSTCCの一部となり、シリーズの拡張を担うことを楽しみにしている」
同チームのエースドライバーに起用されたのは、代表の息子であり過去3年はラリークロスで成功を収めてきた27歳のトビアス・ブリンク。2015年のラリークロス・ライトのタイトル獲得経験と、2007年のボルボS60チャレンジ王者のノウハウを活用したい、とコメントした。
「STCCへのデビューは、僕のキャリアにとって感動的な役割を果たすだろう。ここ4年間はサーキットレースに参戦していないけど、2007年には前輪駆動のマシンでタイトルを獲った」
「謙虚にならなければいけないけど、でもこの経験が役に立つことを祈っている」